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1m離れたところにある被写体にピントを合わせる場合、
ピント位置は一つしかないはずです。
しかし、解像の甘いレンズなどでは同じ距離であっても
被写体の周波数によってピント位置がずれる場合があります。
以前にかいたスポットダイアグラムで考えてみます。
下の図のようなスポットダイアグラムになるレンズを考えてみます。
このレンズだと、ピント位置だとちょっと解像が甘いかなーと感じるレンズです。
このレンズで周波数の異なる被写体を撮った時にどうなるか考えてみます。
高周波な被写体も低周波な被写体も、ピントはあっていますが
コントラストが下がって若干甘く感じられる状態です。
高周波成分の被写体は全然解像していなくてピントが合っていない状態ですが、
低周波の被写体だとコントラストがついて、こちらのほうがピントが合っているように見えます。
このように、真のピント位置は一点なのですが
被写体によってはそこから少しずれた部分でピントが良く見える場合があります。
花火大会を鑑賞するには音とか迫力とかが感じられる近くのほうがいいです。
しかし、写真撮影となると、望遠レンズを使うので
距離が離れていても問題なかったりします。
花火をちょっと遠くから撮るメリットとしては、
花火の大きさがちゃんと再現される、というものもあります。
会場で撮影すると、
低く上がる花火と高く上がる花火が同じくらいの大きさに見えます。
高く上がる花火のほうが大きいのですが、距離が遠い分ちいさく見えるため。
遠くで撮影すると、どちらも距離の比率的に同じくらいになるので、
高く上がる花火が大きいということが良くわかります。
ちょっとでもブレると、花火の線がグニャグニャになります。
三脚がガッチリしていないものだと、シャッターショックでNG。
望遠レンズの鏡筒が細いとそれだけでNG。
風が吹くとNG。
ブレ対策は徹底的にしなくてはいけません。
・ミラーレスならば無音シャッター(電子シャッター)
・がっちりした三脚・雲台を使う
・70-200F2.8のような鏡筒がガッチリしたレンズを使う。
・安い望遠ズームしかない場合は、レンズサポートを使う
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昭和の時代、写真館や集合写真など解像度が必要となるシーンでは
蛇腹(じゃばら)のカメラが良くつかわれていました。
蛇腹カメラは主にフィルムの高解像度(≒大判などの大きいフィルム)で使います。
大きいフィルムだと被写界深度が浅くなるので
その分ティルトして全面にピントを合わせるようにして撮影するのに
蛇腹が必要になったりします。
※蛇腹カメラはティルト・シフト撮影できるのが一番の特徴。
最近のデジカメは6000万画素とか高解像度になったので
蛇腹カメラなど必要ないのか、というとそうでもありません。
物撮りなどで絞って被写界深度を稼いでもボケちゃうシーンや、
壁画など超高解像データが必要な資料のアーカイブ化では蛇腹が必要になることがあります。
デジタルでの蛇腹カメラはフィルム部分にフェーズワンのデジタルバックをつけて使います。
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ただ、最近はフルサイズ以上の撮像素子サイズのミラーレスが出てきたので
これらを用いられることも多くあります。
フランジバックの長い大判レンズをつけて、
後ろ側にソニーのαや富士フイルムの中判ミラーレスをつける。
ティルトシフトレンズよりも可動範囲が大きい。
また、ティルトシフトレンズだと値段が高かったり、焦点距離が限られるのに対して
蛇腹用であれば選択肢が沢山あります。
蛇腹カメラを使うとタイリングが必要な超高解像画像も比較的楽に撮影できます。
大きな絵をアーカイブするときの例です。
広角で一回撮影でもいいのですが、
それだとアーカイブとしては解像度がたりません。
分割して撮影する場合は、絵に対して平行になるように
きちんとレールを敷き、カメラの向きなども気を付けなければいけません。
この図だと9分割で撮影しています。
仕組みも大掛かりになるし大変です。
一方、蛇腹と大判レンズを使うとかなりお手軽に撮影ができます。
大判レンズはイメージサークルが広いのでここに撮影被写体が全部写っていれば
撮像素子を動かす(蛇腹の後ろ側だけ動かす)ことで高解像度のタイリング撮影ができます。
ただ、最近はこういったデジタルで使える蛇腹のカメラを作るメーカがなくなってきたのが問題。
有名なのはホースマンくらいかも。
また、大判のレンズを作るメーカがなくなってきているのも問題です。
ペンタックス645用のレンズは数も多いし、フランジバックが長いのでおすすめ。
最近、カメラや写真のネタがなくなってきて困っています。
今後のネタのアイディア
・写真の歴史
勉強中のことをまとめていきます。
・ダビンチでの動画編集のさわり
勉強中
・プロの商品撮影で超高画素が求められる理由、いまだに蛇腹式カメラを使う理由
あたりをまとめていこうかな。
今日はマウントの使い分けをじぶんの使い方で紹介します。
私の持っているマウントは以下
・メイン:Kマウント(ペンタックス)
・動きもの:Eマウント(ソニー)
・マイクロフォーサーズマウント(パナソニック/OMデジタル)
・おまけでQマウント(ペンタックス)
まずはKマウントはメインの風景写真撮影用。
ペンタの一眼はなんだかんだ言ってアウトドアに強い。
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レンズ含め防塵防滴、細かな配慮のある操作性、アストロとレーサー。
欠点としては純正レンズが少ない、最近は高額なレンズばかり。
サードパーティのレンズも少ない。
ただやはり、写真を撮ってる!という気にさせるカメラです。
次がEマウント。持っているのは便利ズーム、35mm単焦点、100-400GMレンズ。
ボディはAPS-Cの安いa6400。
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運動会、猫、など動きもの用。
瞳AF、トラッキング性能などを体験してしまうと、とてもじゃないがペンタで動きものは撮れない。
ソニーのカメラで測距点移動とかしたことがない。
APS-Cにあえてしたのは望遠側を稼ぐため。小学生の運動会だと換算600mmでもぎりぎり。
a6400にGM400はバランス悪すぎですが…笑
ただ、風景や星景ではどうしてもa6400は用いる気になりません。
まずボディの作りがチープ。写真撮ってての楽しみがない。
あとは、遊び的な使い方ですが、シフト可能なマウントアダプタをかませてシフト撮影。
シフトレンズは非常に高価なので、アダプタを使ってKマウントレンズつければ安くできます。
マイクロフォーサーズは持っているボディはかなり昔のGM1
非常に小型で、ちょっとカバンの隅に入れておくこともできます。
ただしこれも遊び用です。
まずオリンパスの45mmの安いレンズは口径食が非常に少ない。
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これに星ボケフィルタなどを付けるときれいに撮れます。
口径食がないので、周辺のハートや星の形が崩れることがありません。
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また、ティルトアダプタで遊ぶこともできます。
大胆にティルトしても、フルサイズレンズならケラレルことはほぼない!
ただ、このカメラはボディが非常にコンパクトなので熱ノイズがとても激しい。。
夏撮影や長秒露光撮影は要注意です。
これまでiPhoneXを使っていましたが、最近は電子書籍で本を買うことが多く
容量が足りなくなってきたのでiPhone14に買い替えました。
歴代のiPhoneはずっと黒かグレーだったのですが、今回は気分転換のつもりで赤に。
※iPhone14Proとも迷いましたが、容量を優先しiPhone14無印に。
いろいろ使っていてすぐに気になったのが、LEDライトの色。
ボディの色で拡散されて赤っぽい!
今まで無彩色系のボディを使っていたので気づきませんでした。
iPhoneのLEDライトで撮影
上記はホワイトバランス固定しているので、実際の撮影時は色カブリは少なくなりますが
目で見ても明らかに赤い光です。
次買い替えるときはやはり黒いボディかな…。
手振れ補正はボディ内補正、レンズ補正二つの方式があります。
最近は動画もかなり撮影されるようになってきていますが、
動画では電子手振れ補正も重要になります。
しかし、単純にブレだけ補正しても画像(映像)として問題が起こったままになることがあります。
例えばローリング歪み。
ローリング歪みは動体を撮影するときにおこるものですが、手振れでも起こる。
長方形がひし形になっています。
上記の写真ではわかりやすいように撮影していますが、
手振れのような高周波な振動では、メカシャッターでもローリング歪みは発生しうる。
手振れによってカメラが上下方向に向きが変わると台形ひずみも生じます。
下の図は極端な例ですが、四角の形が変わっているのがわかります。
こういった形が変形することもあるので、
補正しないと映像として違和感が生じてしまいます。
こういう補正はレンズの情報も必要になってきたりするので、
純正レンズじゃないと補正できなかったりします。
このブログ、虹色の旋律を書き始めたのは2012/7/7なので
もう十年も前になります。
(よく10年続いたな…、、最近はネタがなくて更新が遅いですが…)
改めて、過去の記事を見てみると
技術の進歩によって、現在(2022年)では間違った情報となっているものがあります。
例えば、この記事。
スマホカメラはダイナミックレンジが狭いのでダメ、と記載しています。
しかし現在のスマホでは、HDRを常用しているので
JPEGでのダイナミックレンジは一眼よりも広くなっています。
※一眼ではハーフNDとか使って白飛びしないように頑張って撮影しているシーンでも、
スマホではHDRを上手に使うことでお手軽にきれいな写真が撮れる。
デジカメ/スマホの10年間の技術の進歩はとても速い。
あとこんな記事も。
・ちょっといい写真撮るならミラーレス一眼は必要ない
この記事を書いた2014年は高級コンデジが流行っていましたが、
現在ではもはや駆逐されて、スマホに飲み込まれています。
また、2022年ではミラーレスもフルフレームのものが一般的になり、
一眼レフは衰退、ミラーレスが主流となっています。
現在だと、ちょっといい写真を撮るならスマホで十分、
長秒露光とか天体とか特殊な撮影を本気でしたいならミラーレス、といった感じになっている。
光学関連のベースの技術や撮影手法の記事などは古いものでも問題ありませんが、
カメラ機器の記事は要注意。
撮影手法はすべて大丈夫と思ったら、現在では必要ない記事もありました。
・仕上がりをイメージしてシャッターを押す
これも、ミラーレスならファインダーに仕上がりのイメージがすでに表示されているので
わざわざこんなことを考えなくてもよい…。
写真の勉強という観点では考えるのも大事かもしれませんが。
技術の進歩が凄い。
ピンホールカメラを作ってみました。
作ったといっても、100均に売っている黒の画用紙にピンで穴をあけたものを
一眼のマウントに張り付けたものです。
ピンホールカメラはレンズを用いていないので、当然収差がありません。
(コサイン四乗則による周辺減光はある)
ただし穴が小さいので、F値は非常に大きくなってしまいます。
以前の記事で焦点距離の概念はないと記載してしまったのですが、
ピンホールと像面までの距離が焦点距離と同じになります。
マウントに黒紙を張り付ける方法であるならば、フランジバックが焦点距離になります。
ソニーEマウント、だと18mmの広角、
ペンタックスのKマウントだと45.5mmの標準になります。
F値を求める式は
F = (焦点距離)/(有効口径)なので、穴の大きさを0.2mmとすると、
F = 45.5/0.2 = 227.5
約F230なので回折によるボケもかなりでます。
また、F値が大きいのでセンサ上のゴミもかなり目立ってしまう。
回折による影響の少ない、大判カメラなどで撮影すれば、非常にシャープになります。
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