Pモードからの脱出1
コンパクトデジタルカメラや携帯カメラでは
写真を撮る際はオートモードです。
一眼や高級コンデジになると、様々な設定が自分でできるので
いろいろな種類の写真が撮れるのが大きなメリットです。
ただ、何をどうしたら良いのかわからない。という方が結構いるのかも。
いつもPモードで撮ってる、他のモードも使いこなしたいという方も。
一眼でよくあるモードは以下です。
シーンオート
完全オートモード。シーン判別して最適な色合いなどにしてくれます。
カメラメーカーが考えた「お手本写真」が撮れます。
設定はほとんど変えられないことが多い。
Pモード
プログラムオートモード。
適正露出になるように、プログラム線図に基づいて絞りやシャッター速度などが動く。
プログラム線図とは、明るさに応じて、絞りとシャッター速度とISO感度を決める
表のようなもの。
Aモード
絞り優先オートモード。
自分の設定した絞りに応じて、シャッター速度が自動で変わる。
主にボケ具合などを変えるのに使う。
Sモード。
Tvモードともいう。シャッター速度優先モード。
自分の設定したシャッター速度に応じて、絞りが自動で変わる。
動いているものを止めたりするのに使う。
Mモード
マニュアルモード。絞りとシャッター速度を自分で決める。
当然ながら、自分で決めるので写真が明るすぎたり暗すぎたりすることがある。
最初から色々やるのは難しいので、
Pモードで露出補正をするところから始めるといいと思います。
露出補正は明るさを明るくしたり(オーバー)暗くしたり(アンダー)できます。
これだけでもある程度いろいろな表現が。また失敗写真も減るかと。
露出補正はEvで表されます。
+1Evにすると、カメラに入ってくる光の量が二倍になります。
+2Evなら4倍。+3Evなら8倍。
その分明るくなる。
-1Evなら半分です。
以下はアンダーで撮った例です。
木漏れ日の当たっている部分を目立たせるために
全体を暗くしました。
木をシルエットにするため、空の明るい部分の雲の様子を分かるようにするため
アンダーにしています。
黒猫はアンダー補正しなければ、毛がしらっちゃけて、変な写真になっちゃいます。
続いてオーバー補正の写真。
探したらプラス補正している写真が殆ど無かった…。
マイナス補正はたくさんあるが…。
何故か。
デジカメは暗すぎても、意外と黒つぶれせずに残っています。
なので後でパソコンなどで簡単に処理をすればちゃんとした写真になります。
だけど、明るくて白飛びしてしまった部分は絶対に復活しません。
そのため、白飛びしないように気を使ってるとどうしてもアンダーな写真ばかりに…。
プラス補正はこのようなふんわりした写真を撮りたい時に主に使います。
女子カメてきな。
花、こども、ネコなんかにはプラス補正がいいんじゃないかな。
次回はAモード。
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