プログラム線図と開発者の思想
プログラム線図とは、デジタルカメラでオート設定の時に
適正露出を得るための絞り、シャッター速度、感度を表したものです。
式で表すと
Sv
= log2(ISO×N)
Bv = log2(B/NK)
Av = log2(F2)
Tv = log2(1/T)
Lv = Av + Tv = Sv + Bv
なので、同じ露出(明るさ)のところでも
カメラによってシャッター速度や絞りが違います。
ここにカメラ開発者の思想が表れるので面白いです。
例:オリンパス XZ-1
手ブレをするようなシャッター速度(0.5秒とか)になっても
感度が上がらない。
→感度を上げるとノイズが目立つので、手ブレしてでも感度を上げたくない。
→感度を上げた時の画質に自信がない?
リコー GR
開放F値がF2.8なのに、F4で感度が上がる。
→一般的にレンズの性能が一番出るのが開放+1段程度のところなので
そこを積極的に使いたかった?
→GRのレンズは開放でもかなり良いと思うが…??
こんなかんじで使ってるカメラに性格が出ます。
動画でも一コマのシャッター速度を早めすぎるとパラパラ漫画のようになるので
シャッター速度をすごい早くするよりは絞ったほうがいいな
などあります。
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