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2013年10月 9日 (水)

・ストロボのシンクロモードとは

普通のコンデジでもいいんだけれど、
強制発光にする場面はどのような時か。

ストロボ(フラッシュ、スピードライト)は
暗い場所で光らせるというのは大きな間違いです。
暗いからといって夜景を撮るときに光らせても意味がありません。
ストロボ光にも届く範囲があります。
夜景で遠い所には当然ながら届きません。

夜景(夜景ポートレート除く)とか
スタジアムでストロボを光らせているのは滑稽でならない。

ストロボは光が届く範囲でしか使わないのが原則です。
逆にいえばストロボが届く範囲であれば明るい所で使う場合もあります。
一番分かりやすいのが逆光時にストロボをたいて顔を明るくする場合。

Resize049110
ストロボ無し

Resize049111 ストロボ有り

ストロボモードをみると強制発光や発光禁止、赤目、オートのほかに
SLOWというようなものがあると思います。
このスローシンクロはどういうものでどういう時に使うのか。

通常の発光ではストロボ光に合わせてシャッター速度が速くなります。
シャッター速度が速くなると、ぶれにくくなりますが
ストロボのあたっていない部分は暗くなってしまいます。
夜景などでは背景が真っ暗になってしまいます。

それを防ぐのがスローシンクロで、シャッター速度が速くなりません。
暗い場所では遅いままです。
そのため、夜景と人を一緒に撮るようなシーンでは
スローシンクロを使うときれいに撮れます。(ぶれに注意)

スローシンクロの中にも更に先幕シンクロと後幕シンクロがあります。
通常、スローシンクロだと、この先幕シンクロになっています。
先幕シンクロはシャッターが開いた瞬間に発光します。

5_2

このシンクロ方法だと、シャッターボタンを押してすぐに光るので
自分の意図したタイミングでストロボを光らせることができます。
また、光で逃げてしまう被写体等もとらえることができます。

後幕シンクロだと、シャッターが閉じる直前にストロボが光ります。
6

このシンクロ方法だと、例えば集合写真などで
ストロボが光った後、まだ露光中なのに写真を撮り終わったと勘違いして
人が動いてしまうのを防ぐことができます。

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