・被写界深度を”結果的に”マスターしてしまう方法!!
下記説明文、佐藤孝太郎の12800円の写真教材の紹介文の一例。
はずかしいですねー。「被写体深度」そんなもの知りません。
正しくは「被写界深度」です。
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その言葉の存在さえ知らなかった初心者カメラマンでも
勝手に体得してしまう、
被写体深度を”結果的に”マスターしてしまう方法!!
あなたは被写体深度と言うものをご存知ですか?
ご存じない?そうですか、そんな事は全く問題ではありません。
理屈など知らなくとも体で理解出来るようになりますので安心して下さい。
被写体深度をマスターするとボケの表現力が激変、今まで「なぜか背景がキレイに
ボケないなあ」と悩んでいた初心者カメラマンでさえも積極的に背景ボケボケ写真を
狙えるようになり、写真が18倍楽しくなる事でしょう!
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これが現役カメラ開発者?うそうそ。
カメラ開発者名乗るな、恥ずかしい。
背景をぼかす三つの要素が以下になります。
これで写真が256倍楽しくなることでしょう!
1、焦点距離が長いほどボケる
2、F値が小さいほどボケる
3、被写体に近づくほど背景がボケる
広角端 16mm F8
望遠端 45mm F8
広角側は画角を合わせるためにトリミングしています。
同じ画角であれば望遠のほうがぼけていることが分かります。
望遠端 45mm F4
F値を小さくすると更にボケます。
望遠端 45mm F4
被写体に近づくと更にボケます。
つまり、絞り開放で、望遠側で、被写体に寄って撮れば
背景ボケボケ写真になります。
ただ、
背景がボケた写真=いい写真
ではありません。
声を大にして言いたい。
例えば猫だと
目にピントを合わせると鼻とかボケてしまいます。
適度に絞るなり被写界深度をコントロールして
ぼかしたくないところはあまりボケないようにする必要があります。
ボカシ過ぎの例。
猫の体部分がボケすぎていて、顔だけ浮いて見てて違和感あり。
また、あまりにも背景をぼかしてしまうと
どこで撮った写真なのか分からなくなることもあると思います。
背景に富士山があるなら、富士山の形も分かるようにしないと。
どれだけぼかせばいいのか最適解はありません。
シーンによって、自分のイメージによって解は変わってきます。
デジカメなんだから、
ひとつの被写体に対して絞り変えて何枚も撮ればいいと思います。
そういう経験を積み重ねると、
「この構図で50mmのレンズならF5.6位かな」
って分かってきます。
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