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2013年10月 2日 (水)

・ストロボ同調速度とは

シンクロ同調速度とかシャッター同調速度
1/180秒
等とカタログには書かれていますが、これはどういう意味なのか。

これを理解するにはシャッターの仕組みをまず知る必要があります。
カメラのメカシャッターには主に二つの種類があります。
・レンズシャッター
・フォーカルプレーンシャッター

レンズシャッターはコンデジに使われていることが多いです。
また、絞りを使うシャッター方式です。
多くの人がイメージするシャッター方式です。

iPhoneのカメラを立ち上げてみてください。
シャッターを切ってみてください。
カシャッていった時の液晶に表示されるアニメーションです。
Img_0020thumb320x48036691

このシャッター方式は絞り羽を使うので
F値によって最高シャッター速度が変わってきます。
F値が大きい時(絞り羽がほとんど閉じている時)は
シャッターを閉じるまでのメカ的な移動量が小さいので
高速でシャッターを切ることが可能です。
逆に絞り開放だと、絞り羽が大きく動くので
最高シャッター速度をあまり速くすることができません。

このことを理解していないがために、
ソニーのRX1(フルサイズセンサーのコンデジ20万円)ユーザから
なんで1/4000秒にできるのはF5.6以上の時だけなんだ!?とクレームがあったようです。



一眼レフはフォーカルプレーンシャッターを採用していることがほとんどです。
ちょっとイメージしにくいですが、センサーの前にシャッターがあります。
下の図のような動きをします。
先幕が動いて、センサが受光し、そのあと後幕が動いて遮光します。

4

しかし、ある程度シャッター速度が速くなると
シャッター幕の動く速度(幕速)が追いつかなくなり、
先幕と後幕が同時に動いている状態になります。
スリット走行と呼ばれます。

5

このスリット走行になるシャッター速度が
ストロボ同調速です。
ストロボの発光は閃光発光(一瞬)なので
スリット走行の時にストロボをたくと大変なことになります。

6

ストロボが光った所だけ明るくなります。

そのため、センサが全開になる
同調速より遅いシャッター速度でしかストロボが使えないのです。
日なたの明るい所などでストロボ強制発光をさせると
カメラによっては強制的に同調速のシャッター速度にされることがあります。
こうなると露出オーバー、真っ白な写真になっちゃいます。
絞りこむなり、NDフィルターを使うなりして
同調速よりシャッター速度を遅くする必要があります。

Resize048870

すごく…白いです。

ただし、外付けストロボ(クリップオンストロボ)には
フラット発光ができる機種があります。
ハイスピードシンクロとか言われます。

7

上が通常の閃光発光
下がフラット発光です。

フラット発光でスリット走行している間ずっと
光らせることで高速シャッターでもストロボを利用することができます。
外付けストロボを買う価値はこれだけでもあります。

雑学:ストロボという名前はストロボリサーチ社の商標です(もう切れてます)

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