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2013年11月

2013年11月30日 (土)

・その写真どうやって撮ったんですか?その1

次から次へと新しいコーナーを作って申し訳ございません。

このコーナーは何も考えずにシャッター押しても撮れない写真
(少しの技術や道具がいる撮影)
について撮り方をなるべくわかりやすく説明します。

第一回目は天体写真です。
比較的見つけやすくて入門におすすめの天体が
オリオン座大星雲です。
Resize052985
右下の赤いやつです。
この天体は水素のスペクトル光で目には殆ど見えない波長の光です。
デジタルカメラだとよく写ります。

場所はオリオン座の三つ星の少し下にあります。
Resize052990_2

目がいい人や、空気がきれいなところであれば
肉眼でもうっすら明るくなっている場所があるのがわかると思います。
この天体はとても明るいので、都心(芝公園とか)であっても撮影することが出来ます。

まずは撮影する機材です。
Resize052981 しっかりした三脚
望遠レンズ(今回は200mmです)
簡易赤道儀
カメラ
パソコン

以上です。

カメラの設定は必ずRAWで撮影するようにします。
手ぶれ補正を切って、MFにします。
モードはバルブかマニュアル。
ISO800 F5.6ぐらいであれば30秒で十分です。
それ以上長いと都会だと空が真っ白になります。
Resize052983 レンズに設定バーが有る時はこっちで変更。

載せてる写真では200mmF2.8ですが、キットレンズのやすい望遠でも十分です。
ソフトフィルターなるものを付けるといいですが、無くてもいいです。

カメラをセットする時はいつもと逆向きにします。
こうすることで雲台のハンドルがぶつからずに真上にカメラを向けることが出来ます。
Resize052982
ストラップついてますが、風があるとぶれちゃうので外します。

今回は簡易赤道儀の代わりにペンタックスのアストロトレーサー機能を用いました。
精密キャリブレーションはレンズを持って北に向き、
バトントワリングの人のバトンのようにグルグル回せば
割とすぐに成功します。

三脚にカメラをセットしたらピントを合わせます。
ライブビューにして明るい星を見つけてください。
ライブビュー拡大表示にして、
明るい星がきっちりピントがあうように、ピントリングを少しずつ回します。
かなりシビアな作業になります。

ピントがあったら、オリオン座を見つけて、取り敢えず20秒とかで撮影します。
タイマーとかレリーズを使ってシャッターボタンを押す瞬間の手ブレを防ぎます。
※オリオン座は冬にしかいません。
※満月の夜はあまり綺麗に撮れません。

明るすぎる場合は時間を短くするor絞るなどしてください。
以下のように撮影できれば十分です。
Resize052986
しらっちゃけていますが、都会ではまぁこんなもの。
RAWで撮影しているので、ホワイトバランスとか気にしなくていいです。
気になる人は蛍光灯モードにしてください。

パソコンのRAW現像ソフトにRAWを投げ込みます。
コントラストやら露出やら彩度やらトーンカーブをいじります。

細かくは以下の記事を参考ください。

星の現像の記事

2013年11月29日 (金)

・フィルムとデジタルだとデジタルの方が周辺光量落ちが大きい

フィルムカメラとデジタルカメラで同じレンズを使用した時
デジタルカメラの方が周辺光量落ちが大きくなります。

フィルムでの周辺への入射光の図
37_2

デジタル素子での周辺への入射光の図
38_3

デジタル素子はフィルムと違い井戸底の様な深い所に
感光する光電変換素子があるので
レンズから出た光がけられてしまうことがあります。
集光率を高める為にマイクロレンズがセンサ表面にありますが
それでもやはり、フィルムにはかないません。
フィルムはすぐ表面が感光材なので。

もちろん交換レンズ自体が持つ周辺減光もあるので
フィルムだから発生しないということはありません。

そして、ミラーレスカメラだと
最近はフランジバックが極端に短いマウントも出てきて
更に厳しくなります。

40_2

ミラーレスで
広角レンズなどでバックフォーカスがさらに短いともっと顕著になります。
これでフルサイズセンサだったりすると
センササイズが大きい分、周辺まで光がなかなか届きません。

41_2

ただし、フィルムの時と同じように絞れば改善します。

開放での図
38_4

絞った時の図
39_2

以上のことをまとめると
周辺減光に厳しい条件は
ミラーレスでフランジバックが短くて、
広角でバックフォーカスが短くて、
センササイズが大きくて、
開放F値の小さい大口径レンズ
のときです。

この条件に当てはまるであろうカメラは
α7、RX1、GR、ニコンA、富士フィルムのXシリーズなどかと思います。
ただ、メーカーも何も考えていないわけではなく
対策を考えています。
テレセン性の高いレンズ設計にするとか。
また、センサのマイクロレンズの位置にオフセットを持たせて
周辺でも光を効率よく拾えるようにしています。

42_2

他には周辺減光対策もかねてセンサの性能アップとして
裏面照射型で井戸底の深さを浅くしたりしてます。

2013年11月28日 (木)

・光と分光感度 第4回:幻覚の色マゼンタ(ピンク)

第1回:光の色
第2回:光の三原色は間違い
第3回:カメラのセンサの分光感度

前回、赤い光と緑の光を混ぜると黄色の光になるという事を書きました。
黄色の単波長光と、赤と緑の混合光は人間には区別がつきません。

1
目の分光感度

では赤と青の光の混合光はどうなるのか?
目の分光感度のグラフを見ると赤と青が重なっている所は
シアン(水色系)の色になっています。
実際に赤と青の光を混ぜるとこうなります。

Magenta

なんとなく当たり前の様な感じがしますが
シアンではなくマゼンタ(ピンク)になります。
なぜシアンにならないのか。
グラフを見るとシアンの波長の470nm付近は
緑の錐体細胞もかなり反応してしまいます。
赤と青の錐体だけが反応する波長がありません。
ただし、赤と青の混合光を人間が見るとマゼンタに見えます。
マゼンタは波長のグラフのスペクトルを見ると
どこにも存在しません。
マゼンタとかピンクの光の波長は存在しないのです。
三原色の錐体を持つ人間が脳内で認識する幻の色です。
赤の錐体を持たない色覚異常の人には認識不可能です。

Resize052974
水深20mで見える色
赤い光は届かないので赤の錐体を持たない人と
同じように見える。

Resize052973
陸上での色

最後にちょっと不思議な図を転載して今回は終わりにします。
中心の点を見続けていると周りの色が消えます。
マゼンタは波長の存在しない色なので脳が混乱します。
899460b8

次回は話を戻してカメラのセンサと色分離の話。

2013年11月27日 (水)

・光と分光感度 第3回:カメラのセンサの分光感度

第1回:光の色
第2回:光の三原色は間違い

第2回で光の三原色の赤青緑について書きました。
人が使う分には赤青緑の三原色で特に問題が発生しないので
パソコンやテレビ、カメラなどではこの三色で色を表します。

カメラ上で色を記録するには、人間の目の錐体と同じ仕組みが必要です。
つまり、赤を感じるセンサ、緑を感じるセンサ、青を感じるセンサ
が必要になります。
デジタルカメラのセンサーは輝度(明るさ)だけを電気信号に変えるので
そのままでは色は表現できません。

色の表現を実現する為に、センサの表面に
青の光だけを透過するカラーフィルタ、
同様に緑と赤の光それぞれだけを透過するカラーフィルタが
ついています。
それが格子状に並んでベイヤー配列をなしています。

11

ただし、RGBそれぞれのセンサが特定の波長のみに反応してしまうと
問題が起こります。

1

上の図のように完全に分離していると
赤と緑の中間である黄色-オレンジの光に全く反応しなくなってしまいます。
じゃあ、人間の目には黄色が見えるのはなぜ?
ということになってしまいます。
人間の目における分光感度は下のグラフの様になっています。

Coneresponse
出典:wikipedia

黄色の波長は大体580nmです。
この光があたった時に反応する錐体は
赤:10 緑:7
位の割合です。
つまり、RGBの割合が10:7:0で刺激を受けると黄色と脳が判断します。
3つの錐体の反応する範囲がそれぞれ重なっているので
こういった判断ができます。

ちょっと見方を変えてみると、
580nmの光と、
緑の光(550nm)と赤の光(650nm)の二つの光が同時に光っているものは同じに見えます。

どちらの場合も
赤:10 緑:7
の刺激が与えられてると区別がつかないためです。
赤と緑の光が混ざると黄色に見えるはずです。

37 39 Rg
Yellow_2
完全に黄色です。
だけど、拡大してみるとやっぱり緑と赤です。

Imgp0112
緑の波長の光と赤の波長の光を混ぜて黄色に見せています。
570nmの波長の黄色ではありません。
570nmの波長の黄色はディスプレイでは絶対に表せないです。
プリンタで上の画像をプリントすれば、大体570nmの黄色になります。

話が脱線してきて書いていてもよくわからなくなりましたが
脱線したまま続けたいと思います。

Coneresponse_2

目の分光感度のグラフで、赤の錐体の感じる波長は青の錐体と
重なる所があまりありません。
赤と緑は重なる部分があるので混ぜると黄色になることが理解できます。
じゃあ、赤(650nm)と青(450nm)の光を混ぜるとどうなっちゃうの??

次回、幻覚の色マゼンタ(ピンク)について

2013年11月26日 (火)

・光と分光感度 第2回:光の三原色は間違い

光の三原色とは
赤 R 緑 G 青 B
の三色です。
この三色の混合割合でどんな色でも再現できるといわれていますが
これは間違いです。
正確には「障害がない人のニンゲンの目で見てほとんどの色が再現できる」
です。

そもそもなぜRGBなのかというと
人間の目の網膜にある色を感じる細胞(錐体)には三種類あり
赤によく反応する細胞、緑によく反応する細胞、青によく反応する細胞
の三種類があるためです。

Coneresponse
それぞれの錐体細胞の感じる光の分光分布図
※wikipediaより

それぞれの錐体がどれだけ反応したかによって
脳でその割合を計算して色を識別しています。
赤と青と緑がある反応を示せば
総合して脳は「白」と認識しているにすぎないのです。

当然それぞれの錐体の数には個人差があるので
同じものを見ても、脳が認識する色彩は違う可能性があります。
例えば下の二つの赤の違いが分かりますか?

33_2

私は識別できません。
重ねてみるとこんな感じです。

34

微妙に違います(液晶の質によっては分からないかも)。

重ねなくても、緑色に反応する錐体と赤色に反応する錐体を多く持っている人には
違いがはっきり分かるかもしれません。
逆に赤の錐体を全く持っていない人(色覚異常)にとっては違いが分かりません。
下の文字が読めない人が日本人男性では4.5%いるそうです。
私の弟もそうです。

1
違う色の図

しかし、生まれたときから見ている世界の色がそもそも違うので
色覚異常の人にとっては、見ている世界は異常でもなんでもありません。
その人にとってはそれが普通であって、他人に指摘されたり
検査を受けないと違いに気づかないものです。

動物の中には赤外線まで見ることのできる種類もいます。
人間には(普通の人は)見えません。
見えないからと言って異常だとか言わないのと同じです。


話が少しずれましたが人間の目において青緑赤に反応する
細胞があるのでそれが光の三原色になりました。
赤の錐体が無い人にとっては光は2原色です。
また、女性の中には4原色の人もいるらしいです(自覚は不可能)。

つまり、光の三原色RGBは大多数の人間の都合のよいように作られただけで
色の概念というものは個人個人や動物によって違うものです。

次回は人間の目の分光感度とセンサーの分光感度について

2013年11月25日 (月)

・光と分光感度 第1回:光の色

写真は被写体というより
正確には光を撮影したものです。
その「光」というものについて何なのかということを
少しずつ書いていきたいと思います。

最初はカメラや写真とはあまり関係ないことに感じるかと思いますが
最終的にはホワイトバランスやセンサーの特性にまでつながる話なので
知っておくと理解が深まると思います。
ウィキペディアとか見るとすごい詳しく書いてありますが
このブログではなるべく数式とか記号を使わず
図で説明したいと思います。

光の進む速さとか時間の概念とかは別分野になるので割愛します。


まず、光とは波(エネルギー)であり粒子でもあります。

31光のイメージ

写真では波の性質が重要になることが多いので
波としての光を考えていきたいと思います。

光(可視光線)は電磁波の一種です。
波なので波長という概念があります。
波長とは波の山と山の間隔です。

1_3  
(参考;wikipedia)

同じ電磁波でも波長が異なると
用途がかなり異なることが分かります。
とても短い波長だと、X線などの放射線の一部になります。
長くなってくると紫外線。
400nm(ナノメートル)ぐらいから人間の目に見える光で
400nm~700nm位まで目に見える可視光線となります。
それよりも長いと、赤外線、ラジオの電波等になっていきます。


ここから先は可視光線領域だけ考えていきます。
人間の目に見える波長がだいたい350nm~780nm位です。
光の色はこの波長によって決まります。
例えば、下の青は大体470nm、緑が550nm、赤が610nmの波長です。
(もちろんモニタの性能によって多少違います)

1_4
パソコンのモニタやテレビ、スマホの液晶画面を
虫眼鏡などで拡大してみるとR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の
三つの光源で成り立っていることが分かると思います。

Imgp0423
液晶モニタの拡大写真

このRGBの三色がいわゆる「光の三原色」と言われています。
液晶モニタではこの三色の波長である
470nm、550nm、610nmの光だけを出しているわけではありません。
実際にはそのほかの波長の光も混ざってしまっています。

32

上の図のような横軸が波長で縦軸がその波長での光の強さを表したグラフを
分光分布図
といいます。
何色の光がどれだけ含まれているかを表しています。

一般的に光の三原色を混ぜれば白になり、
混ぜる比率を変えることでどんな色でも作り出せるといわれています。
しかし、それは間違っています。

次回は原色について説明していきます。

2013年11月24日 (日)

・センサで重要な性能、ダイナミックレンジ

センサーサイズが大きいほうがいい、
高感度性能がいい
とよく言われますが、
センサー性能にはどのようなものがあるのか。

DxOというところがセンサーのスコアを出しています。
そこで評価項目として挙げられているのが以下の三つです

・高感度耐性
・色の再現性
・ダイナミックレンジ

まずは高感度性能ですが
これはISO感度を上げてもどれだけノイズが少ないかを表します。
5年くらい前のデジタルカメラではISO1600でノイズだらけで
使い物になりませんでしたが
最近はISO102600など桁違いに増えています。
もちろんこの性能がいいほうが、暗い所でもきれいに撮れます。
また、高感度性能が良いカメラは低感度でのノイズも良くなります。

次に色の再現性。
色がくすむことなく、どれだけ正確に表せるかを示しています。
これは現在のCMOSセンサーよりCCDセンサーの方が
発色が綺麗だったとよく言われます。
高感度は使い物になりませんが、この発色のためだけに
CCDのカメラを手元に残している人も少なくありません。

最後にダイナミックレンジ
これは非常に重要な要素です。
ダイナミックレンジとは
明るい部分と暗い部分が混在するシーンで
明るい部分と暗い部分がどれだけ表せるかを示すものです。

下の画像では木の影の暗い部分がつぶれてしまっています。

Resize052946

木の影を明るくするために露出を上げると
今度は空が真っ白になってしまいます。
Resize052947

この暗い部分と明るい部分がどの程度表せるかが
ダイナミックレンジの広さです。

フィルムの時はラティチュードと呼ばれていました。
ネガフィルムが広く、ポジフィルムが狭いです。
しかし、単純にダイナミックレンジが広いだけだと
コントラストがあまりない、眠い画像になってしまいます。
しかし、デジカメであればガンマ(トーンカーブ)を
適切にかけることでしっかりした画像にできます。

逆にダイナミックレンジが狭いと明るい部分はすぐに真っ白になり
暗い部分はすぐにまっ黒になってしまいます。
ダイナミックレンジがとても狭いセンサだと写真は非常に見た目が悪くなってしまいます。

ダイナミックレンジはセンサの大きさが大きいほど広くなる傾向があります。
また、画素数が低いほど広くなる傾向があります。
高画素数≠高画質です。
(技術の進歩で一概には言えませんが)
高級コンパクトではわざと画素数を抑えている機種が多くあります。
1万円くらいのコンデジでは画素数が1600万画素などあったりしますが、
これは、デジカメに詳しくないユーザは
画素数が多いほど画質がいいと思い込んでいる為です。
メーカとしても高画素化はあまり歓迎しないのですが
1000万画素のコンデジと1600万画素のコンデジでは
1600万画素のコンデジが売れるので商売上仕方がない部分もあります。

コンデジで1600万画素もレンズの解像度が追いつかないし…。

そもそものデジカメのセンサはダイナミックレンジがフィルムに比べ狭いので
できる限り広いほうが有利になります。
また、センサは明るい方向には弱いが、暗い方向には強いという特性もあります。
白飛びした所はどうしても復活しませんが
黒つぶれしたと思っていた所は明るくすると諧調が残っていることがあります。
そのため、デジカメでは後で編集する場合、少しアンダーで撮影する傾向があります。
もちろん、暗い所を持ち上げるとノイズが増えますのでご注意ください。


2013年11月23日 (土)

田貫湖で星撮影会

田貫湖まで星+アイソン彗星を撮影に行きました。
23:30発11:20帰着。結構辛くなってきた。

天気がものすごくよくて綺麗でした。

Resize052914
Resize052911
Resize052922
Resize052909
Resize052929

2013年11月22日 (金)

※アイソン彗星撮影 業務連絡用

星の撮り方について

「2013.doc」をダウンロード

2013年11月21日 (木)

・ちょっとカメラに詳しいと自認しているカメラマンの 86.1%が理解できていないレンズ選びとは?

ネタがないので怪しいカメラ講座の
タイトルパクリネタ。
なぜか86.1%。調査はどこで行ったのかな。

ちょっとカメラが詳しい人がレンズを語るとまず言うのが
「明るいレンズ」
とにかく明るければ明るいほどいいというカメラマン。
70mm-200mm F2.8を持っていると
70mm-200mm F4を馬鹿にするカメラマン。


これは非常に多いと思います。
しかし、F値を抑えたレンズの方が
重さが軽いですし、レンズ設計に余裕があるので
画質が上のこともよくあります。
一概に明るいほうがいいとは言えません。

2013年11月20日 (水)

・単位は時間なのにシャッター「速度」?

写真をやっていると露光時間のことを
「シャッター速度」と言いますよね。
英語でも「シャッタースピード」。
しかし、単位は1/50秒とか時間の単位です。
なのになぜ「スピード」?
速度の単位は「m/s」とか「km/h」とか。
いままでカメラ業界にいながら疑問に思いませんでした。
当たり前のこととして受け入れていましたが、
国際単位系で考えると非常におかしいです。

気になったので由来を考えてみました。

シャッターの幕速→スピード?
しかし、シャッターユニットが同じであれば
シャッター速度を変えても幕速は常に一定だし…。

速度→単位時間当たりの変化量?
結局シャッターが開いている時間が変化するわけだから
やはり単位は「時間」だ。

そういえばISO感度のことも「ISOスピード」という。
そして明るいレンズのことも「ハイスピードレンズ」とかいう。

ここまで来ると明らかに「速度」という単位とは違う。
そこでちょっとカメラ史について調べてみました。

カメラが発明されてまだ間もないころ、
その頃は感光材に像を映し出すために何分とか何十分も待つ必要がありました。
その頃に素早く写真が撮影できるという商品の謳い文句として
「スピード」という言葉が使われたみたいです。
単位系としては正しくないのですが、
商品の分かりやすさとして使われた言葉の様です。
その頃の呼び方をずっと続けていて、
露出に関することを「スピード」と呼ぶようになったみたいです。

2013年11月19日 (火)

・D-レンジオプティマイザの弊害

デジタルカメラには白飛び補正とかダイナミックレンジ拡大とか
オートライティングオプティマイザとか
ハイライト補正とかそういった機能が入っています。
デジカメのセンサはフィルムなどに比べて明るい所が真っ白になりやすい
という特性があるので、それを防ぐために入れられた機能です。
素晴らしい機能のように思えますが、もちろん弊害もあります。
仕組みを十分理解することで適切な使い方ができると思います。

白飛び補正はガンマカーブを用いて行われています。
ガンマとかγとか書きます。
画像処理とかPCでのデザインにかかわる仕事をしていないと
聞きなれない言葉だと思いますので、簡単に説明をします。

その昔、ディスプレイがまだブラウン管だったころ、
ブラウン管の特性として入力された信号の強さに比べて
出力(表示される画像)の明るさが正しくないという問題がありました。

27ディスプレイの入出力関数(おおざっぱ)

Resize051461 ガンマ補正をしていないとこんなかんじになります。

正しい表示にするために入力→出力でディスプレイの特性を打ち消すような
入出力関数をかけなければいけません。
いまは液晶モニタなどが主流ですが、
ほとんどのモニタはこのブラウン管の時の特性を持たせています。
これをγと言います。よくつかわれるのがγ2.2といわれる曲線です。
このγを画像にかけておくことでディスプレイに表示される画像が
適正なものになります。

画像にかけるガンマ
28 Resize051458 ガンマをかけたデータ自体はこんな感じ。

ディスプレイで表示すると、ディスプレイのガンマ特性と相殺されて
適切な表示になります。
Resize051459


ここまで述べたγですが、いわゆるトーンカーブと
同じようなものなので、γをどのような曲線にするかによって
暗部を持ち上げたりすることができます。

シャドーを持ち上げた写真(シャドー補正)
Resize051460

ハイライト側(白飛び側)での補正は少々厄介になります。
デジカメのセンサは、シャドー部はかなり情報が残るので
持ち上げることで暗部のつぶれかけていた所が救えます。

しかし、ハイライト側はセンサのダイナミックレンジが狭いので
白飛びしやすく、白飛びした所はどんなに頑張っても補正できません。
そのため、そもそもを白飛びしないように露光するしかありません。
例えばシャッター速度を半分にします。
そうすると1Ev分の白飛び部分が救えることになります。
ただ、シャッター速度を早くしただけでは単にアンダーで撮影した画像になります。
そこで、γをかけるときに二倍の値を持つγを使うことで
画像を適正露出にします。

30
緑の実線が二倍の値のγ。

単純にγの値を二倍しただけではダイナミックレンジが狭くなるだけです。
そこで上のグラフの点線の様にハイライト側を伸ばしてやると
1Ev暗く撮影した分だけ白飛びが救えます。
ただし、暗部でγの傾きが急になる分
暗部での諧調飛びが発生する恐れがあります。
また、γを二倍にするのでISO100で撮影しても、
ISO200相当の画質(ノイズなど)になってしまいます。

2013年11月18日 (月)

恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーション

今年もイルミネーションの季節がやって来ました。
ガーデンプレイスは例年通り、赤い絨毯と白熱灯のイルミネーション、
バカラのシャンデリアです。
毎年同じような写真になってしまうので新たな表現を開発したいところ。

Resize051471
Resize051464
Resize051461
Resize051458
Resize051468

2013年11月17日 (日)

・ベランダで星撮影

寒くなってきて空気が澄んできたので
都内の家のベランダからでも星が割りと見えるようになりました。

特にオリオン座は見つけやすいし、オリオン座の中に星雲がたくさんあるので
撮り甲斐があります。

Resize051455

上の写真はダブルズームキットに付いている望遠レンズで撮影しました。

このような構成で撮影しました。
Resize051456

K-5 + O-GPS1 + 55-300mm

ペンタックスの機種であれば
GPSユニットを付けると星を追尾してくれる機能があるので
それで星の日周運動を止めることが出来ます。


ペンタックス以外のカメラであれば簡易赤道儀を使うことで
実現できます。

今回は星の見栄えを良くするために2つのフィルターを使っています。

Resize051457
まず、ソフトフィルターです。
このフィルターを使うと明るい星ににじみがでて
更に明るく、強調されて写ります。

次にクロスフィルターです。
明るい星の周りにろっぽんの光芒を出しています。
これは4本の通常のクロスフィルターのほうがいいかもしれません。

また、今回はフィルター系が持っているフィルターとレンズで大きさが違うので
ステップアップリングで調整しています。

これだけで自宅のベランダからでも綺麗な星景写真が撮れます。
RAWで撮影して、パソコンで編集するのがオススメです。

2013年11月16日 (土)

・軌跡を残した天体写真の撮り方

北極星を中心としてグルグル回っている星の写真がありますが
ああいう写真の撮り方を簡単に説明します。

Resize051003 自宅のベランダから撮影

1:ロケハン
昼間のうちに撮影場所の下見をします。
星と一緒に写す風景などをよく見ておきます。
どの方角でどのようなイメージに撮りたいかを事前に考えます。
この時、北の方角を意識してください。
星のグルグルの中心と被写体の位置関係を考えるのが重要です。
また、車が通る場所なのかも確認する必要があります。
車のヘッドライトをもろに浴びてしまうと全然話になりません。
周囲の街頭についても確認してください。
自動販売機も明るいので要注意です。
山の中などの場合はクマなどでないかも確認。

どうしても下見ができない場合は、
地図で位置関係を確認、画像検索、ストリートビュー等で
情報を徹底的に集めます。


過去に失敗した場所

宮古島の東平安名崎を見下ろす高台。
Resize051000

星はメガスターを超えるくらいで過去最高でしたが
虫が多すぎる。早々に退散。


富士山須走口五合目
Resize051001

一晩中ひっきりなしに車が来る。



2:準備
カメラと三脚は必須です。
カメラはマニュアルモードがある機種です。
レンズは広角の方がいいでしょう。
カメラのストラップは外しておきます。
風が吹いているとストラップの揺れでブレます。
三脚はがっしりしたものを。ガタガタしないこと。
インターバル撮影機能がないカメラの場合、レリーズケーブルが必要です。
レリーズケーブルが使えるカメラかどうかも確認が必要。
予備バッテリーも持っていきましょう。
ずっとインターバル撮影をしていると思いのほかバッテリーが減ります。
安心して撮影する為にも予備のバッテリーはあった方がいいです。
メモリは1000枚以上とれる容量の物を用意しましょう。

手元を照らせるペンライトもあったほうがいいです。
スマホでもいいですが、ペンライトのほうが使いやすい。

スマホには星座早見盤のようなアプリを入れておくと便利です。
夜は冷えるのでかなり暖かい格好をした方がいいです。
11月ぐらいならば、持っている服装で一番あたたかいものを。


3:出発日の設定
何気に非常に重要です。
まずは晴れている日を選びます。当然ながら。
天気予報とにらめっこしましょう。
また、月が出ているとダメなので新月近くの日を狙います。
新月~1週間後くらいまでなら月が出ていても比較的夜の早くに沈みます。

月齢カレンダー


4:セッティング
まずはカメラの設定について

長秒時のノイズリダクションをOFFにする。ONだと待ち時間が発生します。
手ぶれ補正をOFFにする。三脚でONだと余計な動きをする場合があります。
D-レンジオプティマイザー(D-Range補正)をOFFにする。
露出が変わってしまう可能性があるため。
画像の回転表示をOFFにする。縦位置で撮影した場合に、見やすくするため。
ピクセルマッピングを行っておく。ホットピクセルをなくすため。
マニュアルフォーカスにしておく。オートフォーカスは使えません。
連写の設定にしておく(インターバル撮影機能がないカメラの場合)
ホワイトバランスはオート以外にする。
写真の見た目重視なら蛍光灯、自然な感じなら太陽光がお勧め。
ISO感度は固定にする。値の決め方は後述。
Mモードにする。シャッター速度とF値の決め方は後述。



場所や画角の決め方について

撮影場所に行く間にコンビニなどに寄りましょう。
夜食や飲み物の調達をしておきます。

撮影場所についてひと段落したらさっそく撮影準備に取り掛かりましょう。
三脚をまずたてます。
この時に人の邪魔にならない場所に立てるようにします。
暗いので気付かずに誰かに蹴られてしまっては撮影が台無しです。
ぐらつかないようなしっかりした地面の所に立てます。
三脚の足はめいっぱい開いてください。
高さは三脚の丈夫さにもよりますが、あまり高くしない方がいいです。
エレベータは使わないように。
カメラをカバンから出すときには結露しないように
急激な温度変化は避けるようにします。
ゆっくり外気温に慣らします。
カメラを三脚にセットしたらぐらつかないか確認します。
カメラにストラップがついている場合は三脚の足に巻きつけるなどして
ぶらぶらしないようにしましょう。

三脚にセットしたらピント出しをします。
これが難しい。
明るい星や遠くの街の明かりを
ライブビューで拡大表示して、
少しずつピントリングを回して一番ピントがくる所にします。
無限が出たらテープなどで固定しておきます。

次に雲台を操作して画角を決めます。
撮りたい被写体と北の方向を意識します。
Resize051002 東京タワーが真北になるようにしました。

ライブビュー画面で見れば構図合わせがしやすいと思います。
構図が決まったら試し撮りをします。
レリーズがない場合は2秒タイマーとかで。
試し撮りの時はISO1600、シャッター速度8秒、絞り開放+2段くらいで。
これで明るすぎる場合は、ISOを半分の800にしたりします。
シャッター速度は6秒-20秒位が良いです。
適正な明るさになるように。
この際に、ホワイトバランスとか画像仕上げ(鮮やかさ)等を
自分の好みに変えておいてください。
シャープネスは強めると星の線が途切れてしまうので弱めた方がいいです。


5:撮影
シャッターボタンを押すなどして撮影開始します。
少なくとも30分ぐらいは三脚に触れないようにします。
うっかりレンズの前に立ったり、三脚につまづいたりしない様に気をつけましょう。
待ち時間はとにかく、寒い、暇なので
それを解消できることがあればベターです。
ずっと三脚を設置してあるので、トイレ中の見張りなどの関係で
二人以上で撮影をするのがお勧めです。

6:合成
帰宅して休んだら、撮影した画像を合成しましょう。
パソコンを使います。
比較明合成とかコンポジット合成とか呼ばれます。
専用ソフトを使います。

kikuchimagick

上のソフトはフリーソフトです。
シンプルなので使いやすいと思います。
撮影した画像フォルダを指定して保存。

これで星の写真が完成です。

2013年11月15日 (金)

・意外に間違っている?カメラストラップのオススメ付け方

ストラップの付け方に正解などありませんが
お勧めの付け方を記載します。

たぶんみんなお気に入りのストラップをカメラに着けて
首や肩から提げていると思います。
そして大半の方が下の写真のようなつけ方をしてると思います。
Resize050974

実際に説明書の「ストラップの付け方」に
こういうつけ方を書いてあるものもあります。

しかしこのつけ方だと、ストラップの端がペラペラして
ちょっと気になります。
ストラップの端っこが気にならないつけ方が以下の方法です。

Resize050975
ストラップをはずした状態です。
ロの形のパーツがはまっています。

カメラのストラップ通しの下側から
通します。

Resize050976

ロのパーツを通過させます。
ロのパーツにはストラップが2重になります。
Resize050978

日の形のパーツのカメラから遠い側のくちに
内側から外に向かって通します。
Resize050980
Resize050981
Resize050982

そのまま、日の形のパーツのカメラ側のくちに
ストラップを通します。

Resize050983

ぎゅっと締めてゆるみがないようにします。

Resize050984

これで完成です。
これならばストラップの端がブラブラして
邪魔になることはありません。


2013年11月14日 (木)

海中から宇宙まで

Resize050974
Resize050975
僕にとって写真の被写体は海中から宇宙までおよびます。
ただし、人物だけはどうしてもうまく撮れない…。
ポートレートを撮る機会が少ないです。


2013年11月13日 (水)

・雲台にこだわる

カメラにはまってくるとレンズが欲しくなります。
レンズがある程度集まると次は三脚です。
そして最後は雲台。

雲台って聞きなれない言葉ですか。
三脚の上についてるカメラ固定する部分です。
この部分、実は交換ができます(安い三脚は出来ません)。
この雲台こそが三脚の使い勝手に一番影響する部分です。

雲台がいいと操作性が良くなり快適です。
つーか、この部分だけ買えるんだと思った方も多いかもしれません。

これです。
K0000435089

高いのだとここだけで10万します!
実は脚より重要。
カメラとの取り付けにはクイックシュータイプと
ネジ(ダイヤル)で締め付ける方法があります。
クイックシュータイプはシューのパーツをカメラに
あらかじめつけておけば三脚にすぐにカチッと装着できます。
装着が楽なのですが、僕はいくつもの三脚を使い分け
いくつものカメラを使うのでクイックシュータイプはなじめません。

安い雲台(三脚に元から付いてるのとか)だと
カチッとうまくはまらなくて手間取ったり、
クイックシューと雲台の間に遊びがありグラグラすることもあります。

今回は一般的によくつかわれている自由雲台とハンドル式の雲台とは違う
特殊な雲台の紹介をしたいと思います。


・ビデオ雲台

動画撮影用に最適化された雲台です。
水平パンがやりやすいなどの特徴があります。
大型のビデオカメラにも設置できるような大きな雲台もあります。


・微動雲台

ギア式雲台とも呼ばれます。
三方向にそれぞれダイアルがあり、それぞれを回すと
そのダイアルに対応した方向だけに微調整ができます。
壁面を撮影するときにセンサ面と正確に平行を出す必要がある場合などに
便利です。
また、風景撮影などでも構図を微調整する際に非常に便利な雲台です。

・ジンバル雲台

超望遠レンズを装着したカメラなどで重さが何キロもある機材を
手持ちの様に自由自在に向きを変えることができます。
手を離せばその位置でピタッと静止します。
重心をカメラの中心にすることでヤジロベー的な仕組みです。
飛行機を望遠レンズで撮る場合や、走り回る動物を望遠レンズで撮る場合
等に活躍します。

・星景雲台

ポータブル赤道儀とも言います。
普通に星を撮ろうとして長秒露光をすると、
星の日周運動で星が線になってしまいますが
これを使うと点として写すことができます。
200mm程度の望遠レンズでも星雲が撮影できます。

・ガングリップタイプ自由雲台
自由雲台の一種でグリップを握るとロックが外れ
自由に動かすことができます。
使いやすいのですが、重い機材だとグリップ力が足りない場合があります。

・望遠レンズホルダー

望遠レンズの様な鏡筒が長いレンズでバルブ撮影など
長秒撮影をすると風などの影響でぶれてしまうことがあります。
その影響を減らすためにレンズを支える部品。
厳密には雲台とは違いますが、雲台と一体化するパーツです。

・プレート

一つの三脚にカメラを2台(三台)設置することができます。
複数のカメラでインターバル撮影をするときなどに
荷物が減らせて便利です。
ただ、これを使っていると
「プロの方ですか?」と声をかけられたりします。
「…いや、趣味です」と答えなければいけません。


お金に余裕がある方はぜひ雲台にこだわってみてください。

2013年11月12日 (火)

・クローズアップレンズでお手軽マクロ撮影

クローズアップレンズというアイテムが有ります。
これは今使っているレンズの先に着けると
もっと寄れてマクロ撮影ができるアイテムです。
お値段も3千円程度なので軽い気持ちで買えると思います。


クローズアップレンズをつけるとどこまで寄れるかは
焦点距離には依存しません。
No.1とかNo.5とかで売られていますが、Noが大きいほうが寄れます。
No.5ならば20cmよりも寄れます。
この20cmはもともとのレンズのピント位置を無限遠にしたときに
ピントが合うところです。
ピントリングをもっと近距離側に合わせると
もっと近づけます。

Photo

また、No.3とNo.2を二枚重ねるとNo.5になります。
重ね付けが可能です(ただし、収差が増える、ケラレル可能性あり)

ただし注意したいのが
もともと近くに寄れるレンズ(シグマのとか)だと
クローズアップレンズをつけても殆ど変わらない可能性があります。
寄れないレンズに着けることで効果を発揮します。
また、無限遠が出なくなるので
クローズアップレンズを付けた場合は近いところしか撮影できません。

もっと詳しくはこちら

2013年11月11日 (月)

PENTAX K-3で撮る沖縄

ペンタックスK-3をお借りしたので
沖縄でいろいろ撮影しました。
簡単なレビューなど。
今までK-5とK-30を使っていたのでそれとの対比になります。

個人的な感想です。

・HDR合成撮影の合成時間が速くて快適
・電子水準器が結構角度をつけても作動するのが便利
・18-135のレンズでも割と写る。
・重さはそんなに変化を感じない。
・液晶が見やすい
・ノイズはK-5より増えた感覚がある。
・シャッター音はK-5のほうが落ち着いた感じ。
・AEがお利口になった
・AF関係の設定が慣れるまで戸惑う。
・自然物ではモアレはほとんど出ないが偽色は出る。
・アストロトレーサーのタイマーが使いやすい。
・明るいレンズは開放は性能が厳しい。
・デュアルスロットはやはり便利。
・ファインダーが良くなったのはあまり違いが分からない。

やはり使っていて一番の違いは画素数。
アストロトレーサーでの天体は高画素だと迫力あり。
等倍拡大して見るとあんなものまで映ってるとびっくり。
そして質感がすごい。
ただ、高画素化の弊害と言われているものは当然有りますので
ブログやSNSに写真載せるだけとかだとあまり意味ないのかなとも思います。
トリミングが出来るのは便利ですが。

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2013年11月10日 (日)

PENTAX MX-1で沖縄を撮影

MX-1は露出補正ダイアルが外に出ているので、
初心者にとっても
「画像を明るくする、暗くする」が
直感的に分かり、操作しやすいそうです。

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2013年11月 6日 (水)

明日から沖縄に行きます

明日から沖縄に行くので
数日間ブログはお休みします。

よろしくお願いい致します。

2013年11月 5日 (火)

・一眼レフの中身は光の迷路

一眼レフの仕組みを知っていますか?
一眼レフは光学的な仕組みを徹底的に追求したカメラです。

レンズから入ってきた光がそのままファインダーから見ることが出来ます。
電源を入れていなくても望遠レンズをつければ望遠鏡の代わりになります。
魚眼レンズを付けると不思議な世界が広がります。
Resize049759

一眼レフの中では何回も光を反射させてファインダーに光を届けています。
そのため、高い技術と精度が要求され
昔からのノウハウがないメーカでは作ることが出来ません。
ソニー(旧ミノルタ)とオリンパスはその技術を持っていましたが
新しい一眼レフを開発することをやめてしまいました。
恐らく韓国サムスンが喉から手が出るほど欲しがっている技術だと思うのですが。

一眼レフの中での光路は下の図のようになっています。
左側がレンズで右側がファインダーです。

1 オレンジがメインの光路
赤は測光センサへの光路
むらさきはAFセンサへの光路です。
青と緑はファインダー内表示の光路です。

ミラーやプリズムで何回も全反射を繰り返していることがわかります。
組み立てる精度が要求されることがわかるかと思います。

撮影時にはミラーが跳ね上がり、センサーに光が入ります。
2

2013年11月 4日 (月)

・35mm換算とは 2

前回

35mm判とはどういう大きさでしょうか。
フィルムカメラの時代、フィルムにもいろいろな大きさがありましたが
一番普及したのがこの35mmフィルムといわれる大きさのフィルムです。
ライカ判とか135フィルムとか言われます。
このサイズが普及しすぎたため、ほとんどのカメラマンは
焦点距離による画角や絞り等の関係をこの35mm判の感覚で覚えています。
そのため、一般的に35mm判の大きさが基準となっています。

この大きさとほぼ同じサイズのセンサーがいわゆる「フルサイズ」です。
APS-Cサイズはそれよりも一回り小さいです。

23
このようにフルサイズのイメージサークルを持つレンズを使うと
APS-Cではレンズの中心部だけを切り出して使うというイメージになります。

像を投影してみるとこのような感じです。
それぞれのセンササイズの比率はできるだけ正確に合わせました。

24

このように写った像をそれぞれのセンサーで撮影した時のイメージです

Full_2
フルサイズ

Apsc
APS-C


M43
マイクロフォーサーズ

センサーサイズが小さければ小さいほど
拡大されて写っていることが分かると思います。
拡大されているということはつまり望遠にしたのと同等です。

APS-Cセンサでは1.5倍拡大されます。
マイクロフォーサーズでは2倍拡大されます。

つまり同じレンズ(同じ焦点距離のレンズ)を使っていても
センササイズによって焦点距離が変わってしまいます。
そこで、基準を統一する為に
35mm換算という言葉が出てくるのです。

例えば50mmのレンズならば
フルサイズなら50mm相当。
APS-Cならば1.5倍なので75mm相当
マイクロフォーサーズなら2倍なので100mm相当です。

コンデジとかだと5.5倍もされてしまいます。
そのため、コンデジのレンズの焦点距離は5mmとかです。
5.5倍すると27.5mm相当の画角になります。

PENTAX Qもコンデジと同じサイズのセンサなので
一眼用の300mmのレンズとかをつけると
1650mm相当と、超望遠レンズになります。
ただし、レンズの中心部分だけを拡大するのと同等なので
レンズの性能が良くないとあまりきれいには写りません。

また、センサのサイズが小さければ小さいほど
イメージサークルも小さくてよいのでレンズが小さく作れます。


以前に実際のレンズの焦点距離が長いほうがボケると書きました。
コンデジは5.5mm。
フルサイズで同じ画角で撮るのに必要なレンズは28mm。
フルサイズの方が焦点距離が長いです。
そのため、フルサイズはボケが表現しやすいといわれます。

2013年11月 3日 (日)

・35mm換算とは 1

カメラでレンズの話になると
常に出てくる言葉があります。
「35mm換算○○mm相当」

当たり前のように使っていますが、
そもそもこれはどういうことで、
なぜ1.5倍にしたりするのでしょうか。

また、望遠レンズをカメラに着けていると
「それ何倍ズーム?」と聞かれたりしますが
この○倍ズームと焦点距離の関係は?

まず最初にレンズのイメージサークルについて知る必要があります。
レンズには必ず焦点があるように
イメージサークルもあります。
分かりやすい例としては
望遠鏡や顕微鏡をのぞいた時に見える円です。
イメージサークルの外側は真っ暗です。
Resize049711

望遠鏡や双眼鏡をのぞいた時を想像すると
イメージサークルが大きいほうが見やすいということが分かると思います。
また、イメージサークルを大きくするためには
レンズ自体を大きくしなければいけないことがなんとなくわかると思います。

カメラの場合はセンサーサイズよりイメージサークルが
大きければ十分です。
そのため、センサーサイズの大きいカメラの方が
レンズが大きくなります。
逆に考えるとセンサーサイズが小さいほうがレンズが小さくて済みます。
フルサイズに対してAPS-Cの優位点はレンズが小さく設計できることが一つです。

実際にカメラのレンズのイメージサークルがどんなものなのか見る為に
像を投影するおもちゃを作ってみました。

Resize049710

このおもちゃにフルサイズセンサをカバーする
イメージサークルを持つレンズを付けました。

Resize049712

これくらいの範囲に写ります。
次にAPS-Cセンサ専用のレンズを付けました。

Resize049713

小さいです。
二つとも焦点距離が50mmのレンズを用いました。
これじゃあ、同じ50mmなのに写る範囲が違うではないか
と思うかもしれません。
その通りです。
焦点距離が同じなのに、写る範囲が異なります。
これが35mm換算という話につながっていきます。

長くなったので続きは次回。


上高地に行ってきました

朝発の日帰りで神降地に行ってきました。
バスに乗る時間片道5時間、現地は3時間。
うーむ、今度は泊まりでゆっくり行きたい感じ。
じっくり写真を撮ることもできないし。
池なんかは朝の霞かかったのが綺麗。

黄色の紅葉+森はオートホワイトバランスが苦手とする場面なので
曇天固定で撮影しました。
空の白飛びを防ぐためにブラケット撮影やアンダーで撮影。
きれいな水面の反射を取り除くためにPLフィルタ常用。
川のせせらぎを長秒で撮影するために三脚も使用。

しかし、狭い遊歩道を三脚の足を伸ばしたまま
担いでいるおっちゃんが多くいましたが
あれはマナー違反なのでやめて欲しいですね。

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2013年11月 1日 (金)

・イルミネーションのきれいな撮り方

11月に入り気温もだいぶ肌寒くなってきました。
朝もつらくなってきました。
僕は起きられません。

はやいもので街では着々と
クリスマスのイルミネーションの準備が進められています。
恋人がいないと憂鬱になる季節ですね。
でも今年は大丈夫。あなたにはカメラがあります。

去年、六本木で一人でイルミネーションを撮影していたら
若い女性二人組に
「うわ、かわいそうな人がいる」
と言われました。
女性二人でイルミネーション見てるよりましだ!


本題に入ります。
イルミネーションは何も考えずに撮影してもきれいですが
ちょっと工夫して去年よりもきれいな写真を撮ってみましょう。

まず一番大事なのは
「三脚を使う」です。
イルミネーションは点光源なので
手ぶれするとどうしても目立ってしまいます。
そのため、三脚は用意しておきましょう。
下に述べるコツのいくつかでは三脚が必須になります。


1、絞り開放で背景に円ボケを入れる。

Resize015578

円形絞りのレンズであれば多少絞ってもいいですが
普通のレンズだと絞りの形(多角形)のボケになってしまうので
開放で背景の点光源をぼかします。
絞り開放なのでシャッター速度も速くなり
手持ちでも撮影ができます
背景だけでなく手前にあるイルミネーションを
ぼかすというのも手です。


2、絞りを思いっきり絞って光源に光芒を出す。

Resize015551

絞りを絞ると点光源の周りに光芒が現れます。
光芒の数は絞り羽の数によります。
絞り羽が偶数ならその数がでて、
奇数ならその倍の数が出ます。
5枚なら10本
F11くらいまで絞るときれいに出ます。
感度は低いほうがいいので
ISO100とかISO200にして下さい。
当然、シャッター速度が長くなるので
三脚は必須です。


3、クロスフィルターを使う
Resize015607

クロスフィルターを使うと光芒が簡単に表現できます。
チャイナ製の安いフィルタだと点光源を撮影すると
ゴーストが発生するので、ちゃんとしたメーカのがいいです。

クロスフィルター
光芒が4つです。名前通りクロスがでます。

スノークロスフィルター
光芒が6つです。見た目が豪華になりますが
ちょっとうるさい画像にもなります。

サニークロスフィルター
光芒が8つです。豪華ですが
イルミネーションに使うとごちゃごちゃしすぎかもしれません。

4、多重露光を使ってみる

Resize049605

多重露光ができるカメラであれば、多重露光すると面白いです。
多重露光とは何枚も同じ画像の上に重ねて撮ることです。
フィルムカメラでフィルムを巻き上げないで
二回シャッター切るイメージでしょうか。
上記の写真は多重露出2回で撮影しています。
一回目はAFでピントを合わせて撮影、
二回目はMFにしてピントをずらして撮影します。
するとピントをずらした方が玉ボケになり
ふんわりした写真になります。
全体の位置関係がずれてはいけないので三脚が必要になります。
また、ぼかしすぎると像倍率が変わってしまうので
このあたりの感覚も必要です。

多重露光ができる機種は以下
キヤノン
EOS-1DX
EOS-5D Mark3
EOS 6D
EOS 70D

ニコン
RAWで撮影するとどの機種でも
カメラ内で合成できるようです。

ペンタックス
現行機種全て


5、HDR機能を利用してみる。

Resize015613
普通にとった時
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オブジェ的なイルミネーションだと
イルミネーションは非常に明るく、
周りは暗いということがあります。
その際、イルミネーションに露出を合わせると
周りが真っ暗に写ります。
これはこれで雰囲気のある写真ですが
周りの様子も写したい場合はHDR機能が便利です。
必然的に長秒シャッターになるので三脚が必須です。


6、NDフィルタを使って超長秒で撮る。

Resize015552

NDフィルタを付けて、絞りを一番絞って、最低感度で撮影します。
必然的に超長秒になるのでバルブ(Mモード)での撮影となります。
動いている人が消え、イルミネーションなのに誰もいない
不思議な空間になります。

適正露出にするのが難しい撮影です。
長い時間待ったら真っ白だったとか…。
コツは試しにISO6400等で10秒ほど撮影します。
これが適正露出だった場合は、
ISO3200→20秒
ISO1600→40秒
ISO800→80秒
ISO400→160秒
ISO200→320秒
ISO100→640秒
と計算ができます。

何枚も撮影して、あとで比較明合成でも
同じような写真が撮れます。

ただ、この撮影はあまり人がいないところや時間にやりましょう
邪魔になるので。

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