2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« ・意外に間違っている?カメラストラップのオススメ付け方 | トップページ | ・ベランダで星撮影 »

2013年11月16日 (土)

・軌跡を残した天体写真の撮り方

北極星を中心としてグルグル回っている星の写真がありますが
ああいう写真の撮り方を簡単に説明します。

Resize051003 自宅のベランダから撮影

1:ロケハン
昼間のうちに撮影場所の下見をします。
星と一緒に写す風景などをよく見ておきます。
どの方角でどのようなイメージに撮りたいかを事前に考えます。
この時、北の方角を意識してください。
星のグルグルの中心と被写体の位置関係を考えるのが重要です。
また、車が通る場所なのかも確認する必要があります。
車のヘッドライトをもろに浴びてしまうと全然話になりません。
周囲の街頭についても確認してください。
自動販売機も明るいので要注意です。
山の中などの場合はクマなどでないかも確認。

どうしても下見ができない場合は、
地図で位置関係を確認、画像検索、ストリートビュー等で
情報を徹底的に集めます。


過去に失敗した場所

宮古島の東平安名崎を見下ろす高台。
Resize051000

星はメガスターを超えるくらいで過去最高でしたが
虫が多すぎる。早々に退散。


富士山須走口五合目
Resize051001

一晩中ひっきりなしに車が来る。



2:準備
カメラと三脚は必須です。
カメラはマニュアルモードがある機種です。
レンズは広角の方がいいでしょう。
カメラのストラップは外しておきます。
風が吹いているとストラップの揺れでブレます。
三脚はがっしりしたものを。ガタガタしないこと。
インターバル撮影機能がないカメラの場合、レリーズケーブルが必要です。
レリーズケーブルが使えるカメラかどうかも確認が必要。
予備バッテリーも持っていきましょう。
ずっとインターバル撮影をしていると思いのほかバッテリーが減ります。
安心して撮影する為にも予備のバッテリーはあった方がいいです。
メモリは1000枚以上とれる容量の物を用意しましょう。

手元を照らせるペンライトもあったほうがいいです。
スマホでもいいですが、ペンライトのほうが使いやすい。

スマホには星座早見盤のようなアプリを入れておくと便利です。
夜は冷えるのでかなり暖かい格好をした方がいいです。
11月ぐらいならば、持っている服装で一番あたたかいものを。


3:出発日の設定
何気に非常に重要です。
まずは晴れている日を選びます。当然ながら。
天気予報とにらめっこしましょう。
また、月が出ているとダメなので新月近くの日を狙います。
新月~1週間後くらいまでなら月が出ていても比較的夜の早くに沈みます。

月齢カレンダー


4:セッティング
まずはカメラの設定について

長秒時のノイズリダクションをOFFにする。ONだと待ち時間が発生します。
手ぶれ補正をOFFにする。三脚でONだと余計な動きをする場合があります。
D-レンジオプティマイザー(D-Range補正)をOFFにする。
露出が変わってしまう可能性があるため。
画像の回転表示をOFFにする。縦位置で撮影した場合に、見やすくするため。
ピクセルマッピングを行っておく。ホットピクセルをなくすため。
マニュアルフォーカスにしておく。オートフォーカスは使えません。
連写の設定にしておく(インターバル撮影機能がないカメラの場合)
ホワイトバランスはオート以外にする。
写真の見た目重視なら蛍光灯、自然な感じなら太陽光がお勧め。
ISO感度は固定にする。値の決め方は後述。
Mモードにする。シャッター速度とF値の決め方は後述。



場所や画角の決め方について

撮影場所に行く間にコンビニなどに寄りましょう。
夜食や飲み物の調達をしておきます。

撮影場所についてひと段落したらさっそく撮影準備に取り掛かりましょう。
三脚をまずたてます。
この時に人の邪魔にならない場所に立てるようにします。
暗いので気付かずに誰かに蹴られてしまっては撮影が台無しです。
ぐらつかないようなしっかりした地面の所に立てます。
三脚の足はめいっぱい開いてください。
高さは三脚の丈夫さにもよりますが、あまり高くしない方がいいです。
エレベータは使わないように。
カメラをカバンから出すときには結露しないように
急激な温度変化は避けるようにします。
ゆっくり外気温に慣らします。
カメラを三脚にセットしたらぐらつかないか確認します。
カメラにストラップがついている場合は三脚の足に巻きつけるなどして
ぶらぶらしないようにしましょう。

三脚にセットしたらピント出しをします。
これが難しい。
明るい星や遠くの街の明かりを
ライブビューで拡大表示して、
少しずつピントリングを回して一番ピントがくる所にします。
無限が出たらテープなどで固定しておきます。

次に雲台を操作して画角を決めます。
撮りたい被写体と北の方向を意識します。
Resize051002 東京タワーが真北になるようにしました。

ライブビュー画面で見れば構図合わせがしやすいと思います。
構図が決まったら試し撮りをします。
レリーズがない場合は2秒タイマーとかで。
試し撮りの時はISO1600、シャッター速度8秒、絞り開放+2段くらいで。
これで明るすぎる場合は、ISOを半分の800にしたりします。
シャッター速度は6秒-20秒位が良いです。
適正な明るさになるように。
この際に、ホワイトバランスとか画像仕上げ(鮮やかさ)等を
自分の好みに変えておいてください。
シャープネスは強めると星の線が途切れてしまうので弱めた方がいいです。


5:撮影
シャッターボタンを押すなどして撮影開始します。
少なくとも30分ぐらいは三脚に触れないようにします。
うっかりレンズの前に立ったり、三脚につまづいたりしない様に気をつけましょう。
待ち時間はとにかく、寒い、暇なので
それを解消できることがあればベターです。
ずっと三脚を設置してあるので、トイレ中の見張りなどの関係で
二人以上で撮影をするのがお勧めです。

6:合成
帰宅して休んだら、撮影した画像を合成しましょう。
パソコンを使います。
比較明合成とかコンポジット合成とか呼ばれます。
専用ソフトを使います。

kikuchimagick

上のソフトはフリーソフトです。
シンプルなので使いやすいと思います。
撮影した画像フォルダを指定して保存。

これで星の写真が完成です。

« ・意外に間違っている?カメラストラップのオススメ付け方 | トップページ | ・ベランダで星撮影 »

写真講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ・軌跡を残した天体写真の撮り方:

« ・意外に間違っている?カメラストラップのオススメ付け方 | トップページ | ・ベランダで星撮影 »