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2013年12月21日 (土)

・写真の勉強:最終回 3億円とかの超高価写真はなんなの

まず、プリントされた写真の価値について。
日本ではプリント写真の売買は一般的ではないですが
欧米では頻繁に行われています。
主にインテリアとして飾るような写真が人気。

ただし、写真は一点ものではないので(何枚も現像できる)
絵画の様な億単位の金額にはなりにくい性質が有ります。
しかし、最近アンドレアスグルスキーという写真家の写真が数億もしています。
2480_44gursky660x369
出展 www.wired.com

430万ドルなので、4億円以上です。

この写真の何が?という感じを非常に受けます。
グルスキーは従来の写真家としてのカテゴリではなく
「現代美術」のカテゴリで商売しています。

現代美術といえば「伝えたいことが分からない」とか
「このゴミみたいなのが何で高いの?」ということがあります。
分かる人には分かる、みたいな。
これの価値が分かる俺すごいみたいな。

こういう作品は富豪が「最新の芸術」「最新の表現」
といえるものを追いかけているとも考えられます。
新しい表現、過去になかったもの。

つまり言ってしまえば
「この作品の価値が分かるのは私たちだけ」
という優越感に浸りたいだけなのです。

そしてそういう人たちの間での売買の場では
「最新の芸術が分かる」という教養として使われている道具です。
その教養のためにものすごい高価なお金を払っています。

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