2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« ・写真の勉強:最終回 3億円とかの超高価写真はなんなの | トップページ | ・適正露出ってなんだ »

2013年12月22日 (日)

・フルサイズとAPS-Cの利点欠点

最近、メーカ側が利益の取れる商品として
フルサイズ一眼レフを押している風潮があります。
しかし、本当にフルサイズ=最高なのか。
欠点や利点を上げて考えていこうと思います。

まずはじめに、現在主流のセンサーサイズを書こうと思います。
小さい順です。

1/3.0 inch
iPhone5sで使われているセンササイズです。

1/2.3 inch
一般的なコンパクトデジタルカメラで使われています。
PENTAX Q,Q10もこの大きさです。

1/1.7 inch
高級コンパクトデジタルカメラで使われています。
PENTAX Q7がこの大きさです。

1 inch
Nikon 1とソニーの高級コンデジRX100に使われています。

フォーサーズ(4/3 inch)
オリンパスとパナソニックのミラーレスに使われています。

APS-C
一般的な一眼レフに多くつかわれています。

ライカ判(35mmフルサイズ)
フルサイズとよく言われる一眼レフに使われています。
最近はソニーのα7にも採用されました。

645サイズ
2013年現在ではデジタル素子で一番大きいサイズです。
645Dはフィルム645より一回り小さいサイズです。


センササイズの大きさとそれに付随する事項について書きます。
これがほぼ、フルサイズの利点欠点と重なります。
・センササイズを大きくするほど

1 高画素でも画質がいい。

2 換算でのレンズの焦点距離が短くなる。

3 レンズが大きくなる。

4 レンズが高価になる。

5 センサそのものの値段が累乗的に高くなる。

6 被写界深度が浅くなりボケが表現しやすくなる。

7 画素ピッチに余裕が生まれ、高感度画質が良くなる。

8 一眼レフの場合、ファインダーが大きく広くなる。


以上のことがAPS-Cとフルサイズの利点欠点に直接つながります。
1 高画素でも画質がいい。
→フルサイズで3600万画素とAPS-Cで1600万画素のセンサは
画素ピッチがほぼ同じなので、
ノイズやダイナミックレンジといった画質は同等です。
高画素な分、3600万画素のフルサイズの方が有利です。

2 換算でのレンズの焦点距離が短くなる。
→同じ焦点距離のレンズでも、センササイズが小さいほど望遠レンズになってしまいます。
参考:35mm換算とは2

例えば、フルサイズのカメラに500mmの超望遠レンズを付けたときと
ペンタックスQに90mm位の中望遠レンズを付けたとき
撮影できる被写体の大きさは同じくらい(同等の望遠)になります。
APS-Cは換算で1.5倍するので、300mmのレンズで450mm相当の望遠レンズになります。
フルサイズ用で450mmの望遠レンズを買おうとするととても高価です。
そのため、望遠性能を重視する際はAPS-Cの方に分があります。
逆に広角ではフルサイズの方が有利です。
ただ、広角レンズも技術が進んで
APS-Cで発売しているレンズで一番広角は8-16mmのものがあります。

sigma 8-16

これであれば、35mm換算をしても12mm相当の超広角レンズになります。

3 レンズが大きくなる。
→フルサイズセンサーはセンサが大きい分だけ
イメージサークルが大きくなるようなレンズ設計が必要です。
すると必然的にレンズは大きくて重くなってしまいます。
同じ焦点距離とF値でもフルサイズレンズの方が大きくて重いです。
APS-C専用レンズであれば全体のシステムがコンパクトにまとまります。

4 レンズが高価になる。
→レンズが大きくなるので、その分製造にかかるコストが増え
結果的にレンズが高くなってしまいます。
APS-Cと換算焦点距離が同じレンズであれば二倍以上価格が違ってきます。

5 センサそのものの値段が累乗的に高くなる。
→デジカメのセンサは大きくなればなるほど製造が難しくなり
製造コストが爆発的に増加します。
645サイズになるとセンサだけでも50万円ほどします。
そのため、値段の平均はフルサイズのカメラの方が高いです。
ただ、最近はフルサイズのセンサ製造技術が上がってきたので
ボディだけで30万など手が出ない価格ということは無くなってきました。
比較的安いボディは
D610 EOS6D α7
です。

6 被写界深度が浅くなりボケが表現しやすくなる。
→APS-Cで50mm相当の画角を得る為には35mm位のレンズで撮る必要があります。
センササイズと被写界深度の関係
焦点距離が短くなる分、同じ画角でもボケにくくなります。
よって、フルサイズのカメラの方がボケの表現が容易です。

逆に、人物+観光地のように、背景もぼかしたくない時は
センササイズが小さいほうがいいです。
それこそコンデジの方がいいかもしれない。
センササイズが大きいと、人物にピントが合わなかったりして
失敗写真になることもあります。


7 画素ピッチに余裕が生まれ、高感度画質が良くなる。
→これは1番とほぼ同等です。フルサイズとAPS-Cが同じ画素数であれば
圧倒的にフルサイズ機の方が写りや高感度画質が良いです。

8 一眼レフの場合、ファインダーが大きく広くなる。
→実像をファインダーでのぞく一眼レフでは
フルサイズの方がファインダーを覗いたときに
見える範囲が大きくて、明るいのでピント合わせなども容易です。
フルサイズを持つ一番のメリットはここだと思っています。

ちなみに、「レンズを本来の画角で使いたい」という方もいますが
デジタルからカメラを始めた人はあまり関係ないかもしれません。
もともとAPS-Cでの画角に慣れているので。

« ・写真の勉強:最終回 3億円とかの超高価写真はなんなの | トップページ | ・適正露出ってなんだ »

写真講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1725916/54342660

この記事へのトラックバック一覧です: ・フルサイズとAPS-Cの利点欠点:

« ・写真の勉強:最終回 3億円とかの超高価写真はなんなの | トップページ | ・適正露出ってなんだ »