・レンズ用語辞典
割と口語的に使われる言葉を集めました。
長いレンズ、短いレンズ
レンズ自体の長さではなく、焦点距離が長いか短いか。
具体的に何ミリから長いとかは決まっていなくて、
「こっちの方が長いレンズ」と相対的に使うことが多い。
望遠レンズは長いレンズだと思えば分かりやすいかも。
長玉
焦点距離が長いレンズ。
300mmとか400mmとか。
明るいレンズ、暗いレンズ
開放F値が小さくて、夜とかでもきれいに撮れるレンズが
明るいレンズ。F1.4とか。
明るいレンズになるほど高価で、重くて、大きくなる。
単焦点レンズ
ズームができないレンズ。
小さかったり、明るかったり、写りが良かったりする。
ズームに比べると不便だが、
「一眼っぽいすごい写真」がとれる。
短焦点ではない。
テレ端
ズームレンズで一番ズームした所。
望遠端ともいう。
ワイド端
望遠レンズで一番ズームしない所。
広角端ともいう。
無限遠
ピント位置が∞のマークが付いている所で
風景とかとても遠い被写体を撮る時のピント位置。
太陽や星や月も無限遠。
実際には距離無限ではないけど、レンズに入ってくる光が
平行光なら無限遠を使う。
無限遠にピントが合わないとき
「無限が出ない」とかいう。
ケラレ
フードをちゃんとつけていなかったりすると
黒い影が写り込む。
フードに限らず、光が何かにさえぎられて
正しく写らない事をケラレという。
ワーキングディスタンス
ピントがあった時のレンズの先端から被写体までの距離。
どれだけ被写体に近づけるかを表す時によく使う。
最短撮影距離とは違う。
最短撮影距離
最短撮影距離は、撮像素子から被写体までの距離。
撮像素子の位置はカメラのボディにΦのマークが付いている所。
最短撮影距離が10cmでもレンズの先端まで9cmの長さがあるなら
1cmの所まで寄れる。
画角
焦点距離が長いレンズは画角が狭い。
焦点距離が短いレンズは画角が広い。
写る範囲のこと。
サンニッパ
300mmF2.8のレンズのこと。
望遠レンズで高くて重い。でも憧れ。
スポーツとか鉄道とか望遠で動くものを撮る人には必須。
二ー二ー
200mmF2のレンズのこと。
ニーニッパ
200mmF2.8のこと。
ゴーヨン
500mmF4のこと。
ロクヨン
600mmF4のこと。車より高い。
Fにはち通し
ズームしても開放F値が変わらなくて
F2.8のレンズ。Fよん通しもある。
便利。
大三元
F2.8とおしの3本のズームレンズのこと
16mm-35mm
24mm-70mm
70mm-200mm
この三本があればだいたい撮れる。
小三元はF4通しの三本のズームレンズ。
F4通しの方が値段が安い。あと軽い。
よんはん
開放F値が4.5のレンズ。
さんはん
開放F値が3.5のレンズ。
倍率の色
倍率色収差によって発生する色ずれ。
レンズの周辺で白と黒の模様があったりすると目立つ。
前玉・後玉
一番前のレンズと一番後ろのレンズのこと。
50のいちよん
50mmF1.4のレンズ。
カリカリなレンズ
とても解像度が高く、シャープに写るレンズ。
MTF
レンズの性能を表すMTF曲線のこと。
最近のシグマのレンズはやたらいい。
だけど、ボケみとか微妙だったりすることもある。
レンズは数値だけでは語れない。
パンケーキ
小さくて薄いレンズのこと。
ナノクリ
ニコンのナノクリスタルコーティングが施されたレンズのこと。
ナノクリのレンズは高い。
レンズキャップ
真っ暗な写真しか撮れないと思ったらキャップしたままだった。
フレアー
画像全体がボヤーとしてコントラストが無くなる現象
ゴースト
強い光源があると、光の玉みたいなのが写る現象。心霊ではない。
フード
これがあると余計な光が入らなくてフレアとかゴーストが
減少する。
アトムレンズ
放射能が出てるレンズ。
今はもう作られていない。
とはいえ、福島の事故の後であれば
このレンズが発する放射線量など微々たるもの。
ピントリング
レンズについているラバーの部分。
回すとピント位置を変えることができる。
一眼レフで回しながら撮ってるとカッコいい。
ズームリング
回すとズームする。コンデジのようにボタンではない。
絞りリング
最近のレンズにはついていない。
絞りをこのリングで調整する。
ニア
そのレンズでピント位置が一番手前になるほう
インフ
ピント位置が一番無限遠になるほう。
カビ
これが生えるとレンズの価値が一気に無くなる。怖い。
同じケースに入れておくと別のレンズに伝染します。
便利ズーム
18mm-270mmみたいなこれ一本で
ほとんどの焦点距離をカバーできるレンズ。
描写は微妙なことが多い。
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