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2014年1月31日 (金)

・色飽和とは

デジタルの写真は0-255の256段階の値で表しています。
モノクロ写真は
0の黒から
255の白までの256段階しかありません。
そのためグラデーション部分などで
濃さが段になって変わってしまうことがあります。
デジタル写真の致命的な欠点です。

カラー写真も
赤256段階 緑256段階 青256段階
の計1677万色です。
これだけあれば十分な気がしますが、
赤、青、緑の強い被写体だと
問題になります。

例えば、バラとかハイビスカスとか
とても赤い花に光があたっている場合。
とても赤くてR=255になります。
これ以上の数値で赤は表現できないため
とても赤い花は赤で塗りつぶしたような
べったりとした画像になることがあります。
これが色飽和です。

_igp8124

また、赤い花の中に光があたって
白飛びしているような個所があったりすると更に問題です。

明るすぎて白飛びしてしまう所(R:G:B=255:255:255)
付近では問題になります。
R=255が変わらずに他の色が0から白飛びの255になる間の
グラデーションはどうなるか。

Photo2

赤い花なのに、黄色になる部分が出てきます。
また、マゼンタ色になることもあります。

_igp0696

_igp0169

空は不自然な水色に。

P1070021

葉っぱも黄色に。

_igp7855

グラデーションの図の中の色も
「色飽和」です。

特に、デジカメの設定で彩度を上げすぎていると
色飽和になりやすいので気をつけなければいけません。
色飽和になると、白飛びと同様に後から救うことができません。
色がうすい分には、後から彩度を上げて対応ができます。
花火、イルミネーションなんかでは色飽和がよくおこります。

赤青緑だけでなく
イエローやマゼンタ、シアンも色飽和しやすい被写体です。

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