・口径食ってなに
口径食とはボケが丸くならないことです。
写真を見た方がすぐに分かります。
上の写真では画像右の方で背景のボケが
円になっていないのが分かります。
ラグビーボール状の形になっています。
この現象が口径食です。
この現象が起こりやすいレンズは
開放F値が小さい明るい単焦点レンズです。
こういうレンズで絞り開放で撮ると発生します。
なぜ発生するのかというと、
レンズの鏡筒で光がケラれてしまうためです。
レンズを通して見た向こう側が
ラグビーボール状になっていることが分かります。
口径食をなくす方法は
「絞り値を大きくする」事です。
二段分絞った時です。
これであればレンズ鏡筒でケラれることがありません。
ただし、ボケの形が絞りの形状になるので
多角形になってしまいます。
では口径食をなくし
ボケが多角形にもならないようにするにはどうすればいいのか。
レンズによっては不可能です。
「円形絞り採用」と書かれているレンズならば多角形になりません。
円形絞りレンズはボケの形が綺麗になるレンズです。
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