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2014年2月17日 (月)

・反射率18%グレー(色の基準)

前回、反射率18%グレーは
露出の基準になると書きました。
このグレーは露出だけでなく色の基準にもなります。
色の基準とはホワイトバランスのことです。

日中の屋外と家の電球の下では
同じ白い紙でも全く異なった色で照らされます。

日中に白とカメラが判断した紙は
電球の下でオレンジ色に染まった同じ紙も
白で撮影しなければいけません。
それをコントロールするのがホワイトバランスです。

では基準にする白い紙は何でもいいのかというと
そうではありません。
白いと思っていても古い紙だと若干黄色に変色しているかもしれません。
また、白い紙は日中屋外ではまぶしいですが
カメラで撮影した時にセンサーの出力値が飽和していては
本体の色が分かりません。

Imgp0450
この写真で木の幹の部分は
強い光があたって真っ白になっています。
本来の色は茶色っぽい色です。
こういう部分では正しい色が分かりません。

逆に光が当たらない真っ暗な部分でも
正しい色が判別できません。
そのため、ホワイトバランスを決める際は
グレーの部分を使うことが一番正確です。

ただし、ほんとに正確に色を出すときは
注意しなければいけないこともあります。
一見グレーに見えてもグレーではない被写体もあるためです。
紙も白く見えてあまり白くない可能性もあります。

Up

この写真はグレーの印刷物を拡大したものです。
様々な色のドットによって構成されていることが分かります。
正確なグレーを必要とするなら
可視光線のどの波長でも18%の反射率を持つグレーが最適です。
そんなものあるのか!?という気がしますが
カメラ用品として販売されています。

このグレーのテープは貼ったり剥がしたり簡単に出来て、
貼り跡も残りません。
手でも簡単にちぎれるので愛用しています。

カメラのレンズのピント位置の固定や
ちょっと三脚に何かをはりつけるときなど重宝します。非常に便利。

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