・その写真どうやって撮ったんですか?その8
今回は夕焼け空と地面が両方しっかり写る撮影です。
夕焼けは空の部分がとても明るくて
夕日や雲をきれいに写そうとすると、
地面の部分真っ暗になってしまいます。
今回は地面も空もきれいに写す方法です。
3つの方法があります。
1、カメラのHDR機能を使う。
iPhoneにもある機能です。
明るい写真と暗い写真を連写して
合成してくれます。
明るい所は白飛びせず、暗い所は黒つぶれしないです。
ただし、この機能が入っていないカメラや
風などで動いている花などがあると上手くいきません。
2、アンダーで撮影して画像処理する。
空が白飛びしないようにアンダーで撮影して
地面などの暗い部分を画像処理で持ち上げる方法です。
フォトショップその他画像処理ソフトでは
トーンカーブという項目があります。
これで下の図のように暗部を少しだけ持ち上げると
暗かった部分が見えてきます。
トーンカーブのいじり方によっては
階調がおかしくなったりするので
微調整が結構難しいです。
3、ハーフNDフィルタを使う
ハーフNDフィルタという半分だけ暗くなるフィルタがあります。
大口径レンズ対応 プロフェッショナルフィルター【即配】 KENKO ケンコー カメラ用 フィルター... |
このフィルタを用いると画像処理をせずに
光学的に地面の暗い部分を見えるようにできます。
ハーフNDを使う利点として
HDR合成の様に何枚も撮影する必要がないので
風に揺れるコスモス畑などが地面にあっても対応できます。
また、暗部を持ち上げる方法だとノイズが増えるという問題を
解決することができます。
最初の画像ではこの方法を用いました。
使用したハーフNDの種類は
ND8でケンコーの境目が急峻なタイプです。
Cokinという所から境目がなだらかな
グラデーションになっているものも発売していますが
急峻な方が効果が強く出せて面白いと思います。
ただ、急峻な分扱いが結構難しいです。
ND4という強さが半分の物もありますが
いろいろ試した結果、ND8がちょうどよさそうです。
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