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2014年2月 2日 (日)

・その写真どうやって撮ったんですか?その8

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今回は夕焼け空と地面が両方しっかり写る撮影です。
夕焼けは空の部分がとても明るくて
夕日や雲をきれいに写そうとすると、
地面の部分真っ暗になってしまいます。

今回は地面も空もきれいに写す方法です。
3つの方法があります。

1、カメラのHDR機能を使う。
iPhoneにもある機能です。
明るい写真と暗い写真を連写して
合成してくれます。
明るい所は白飛びせず、暗い所は黒つぶれしないです。
ただし、この機能が入っていないカメラや
風などで動いている花などがあると上手くいきません。

2、アンダーで撮影して画像処理する。
空が白飛びしないようにアンダーで撮影して
地面などの暗い部分を画像処理で持ち上げる方法です。
フォトショップその他画像処理ソフトでは
トーンカーブという項目があります。

1_2

これで下の図のように暗部を少しだけ持ち上げると
暗かった部分が見えてきます。
トーンカーブのいじり方によっては
階調がおかしくなったりするので
微調整が結構難しいです。
2

Resize055854

Resize055853
処理後

3、ハーフNDフィルタを使う
ハーフNDフィルタという半分だけ暗くなるフィルタがあります。

このフィルタを用いると画像処理をせずに
光学的に地面の暗い部分を見えるようにできます。
ハーフNDを使う利点として
HDR合成の様に何枚も撮影する必要がないので
風に揺れるコスモス畑などが地面にあっても対応できます。
また、暗部を持ち上げる方法だとノイズが増えるという問題を
解決することができます。
最初の画像ではこの方法を用いました。
使用したハーフNDの種類は
ND8でケンコーの境目が急峻なタイプです。
Cokinという所から境目がなだらかな
グラデーションになっているものも発売していますが
急峻な方が効果が強く出せて面白いと思います。
ただ、急峻な分扱いが結構難しいです。

ND4という強さが半分の物もありますが
いろいろ試した結果、ND8がちょうどよさそうです。

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