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2014年2月 3日 (月)

・写真やる人が言う一段とか三分の一段とかって何?

写真が趣味の人はよく
「1段アンダーで撮った方がいいよ」とか
「手ぶれ補正の効果が4段分もある」とか言います。

こういう「段」という単位はカメラで言うと何なのか。

これは写真の明るさ(露出)の単位です。
正確な単位はEv(エクスポージャーヴァリュー)です。

写真の明るさはセンサに入ってくる光の量で決まります。
例えばシャッター速度を1秒から2秒にすれば
入ってくる光の量は二倍になります。

2秒から4秒にすればさらに二倍になります。
1秒から4秒は4倍です。
入ってくる光の量が2倍になることを
1段分
と言います。
4倍だと
2段分
です。

絞りの段は次の様に遷移します

F1.0 → F1.4 → F2.0 → F2.8 → F4 → F5.6 → F8

絞りの値は倍々になっていません。
√2倍になっています。

Brog2

絞りは光が入ってくる窓の大きさです。
窓が大きいほど光がたくさん入ってきます。

F値が小さいほど窓が大きくなります。
F値が大きいほど窓が小さくなります。

窓の面積が2倍になれば入ってくる光の量も2倍です。
窓の半径は√2倍です。
(円の面積は 半径 × 半径 × 3.14 なので)

ISO感度はセンサに入ってくる光の量は同じでも
どれだけ増幅するかを示します。
ISO100とISO200では2倍増幅します。
2倍増幅するときが1段分です。

まとめとして、
1段オーバーに撮影するというのは
光の量を二倍にすることです。

1段アンダーにするというのは
光の量を1/2にすることです。

手ぶれ補正4段分とは
ONにするとOFFに比べて
2*2*2*2=16倍長くしても同等にぶれないということです。
例えば手ぶれ補正OFFでシャッター速度1/50秒でぶれなければ
1/3秒でもぶれないということです。

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