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2014年2月 4日 (火)

・コーティングの種類

ガラスや樹脂に薄膜を蒸着して
特殊な効果を持たせることを
「コーティング」といいます。
薄膜とはその名の通りとても薄い膜です。

この薄い膜の表面で反射した光と裏側で反射した光は
波の位相の差により干渉して特定の波長の光を消したり
強めたりすることが出来ます。

Nami

素材の異なる薄膜を何層にも重ねると
ほとんどの波長の光が反射しない
「見えないガラス」
を作ったりすることも出来ます。

コーティングの例として次の様な機能があります。

・ARコート
ARコートは反射防止コートのことです。
「写り込み防止」として
液晶保護フィルムでも打っていたりします。
反射防止は光学部品としてとても大事な性能なので
様々な所に使われています。
カメラの液晶画面も、晴天下だと反射がまぶしくて
見えにくいのでARコートがされています。
レンズの表面やセンサのカバーガラスなどにも
ARコートがされていたりします。
カメラ内部で反射が起こると、反射した余計な光が
いろいろな所に散って
フレアやゴーストといった画質低下につながります。

・IRカットコート
赤外線カットコートのことです。
カメラのセンサの前には「必ず」ついています。
赤外線は人間の目には見えませんが
カメラのセンサは反応します。
IRカットコートがされたパーツが付いていないと
赤外線が写ってしまいます。
赤外線が写るとまずいです。
水着とか夏の薄手の服が透けてしまいます。
盗撮に使われます。犯罪です。


・UVカットコート
紫外線カットです。
サングラスにこれがついていたりします。
レンズのフィルターにもUVカットフィルターがありますが
意味があるのかわかりません。
というのも、そもそもレンズ自体(ガラス)が
紫外線をほとんど通さないためです。

・SPコート
汚れ防止コートです。
水滴や油分をはじくので汚れや指紋が付きにくいです。
また、コートが硬いので布で拭いても傷がつきにくいです。

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