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2014年3月25日 (火)

・太陽の周りに発生する赤いゴーストの正体

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コンデジやミラーレスカメラで太陽を撮影すると
上の写真の様に
周りに赤い丸い模様が発生することがあります。

こういう光の玉とか、よくわからない像を
写真用語でゴーストといいます。
ゴーストはレンズ内の不要な反射で発生することが多いです。
しかし、これはレンズ起因のゴーストではありません。
センサと干渉型(反射型)IRカットフィルタの間で発生します。

干渉型IRカットフィルタは下の写真の様な光学部品です。

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赤外線を反射して、センサに赤外線が入らないようにします。
(赤外線が入ると画像が赤かぶりする)
簡略図は下の様になります。

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1:赤外線を含んだ太陽光などが斜めから入射してくる場合。
2:ほとんどの赤外光は最初に反射されます。
3:赤外光をほとんど含まない光がセンサに届きます。
4:センサ表面にあるマイクロレンズと呼ばれる部分で一部反射します。
5:4の反射した光が更にIRカットフィルタで反射してセンサに入ります。

写真の大敵、ゴーストは
本当に様々な所で発生します。
シャッターのコバ反射とかもあります。

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