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2014年3月30日 (日)

・レンズ情報から簡単に補正できる収差

RAW現像ソフト
(Light roomやSilkyPixなど)や
カメラでのJPEGではレンズ収差補正が行えます。
一眼はつけるレンズによって収差のでかたが異なります。
しかし、何のレンズをつけていたかが
画像に記録されているので、
現像ソフトでそのレンズに適した収差補正を自動で行い
見栄えをよくしてくれます。

ただし、現在ソフトで自動でレンズ情報を読み込んで
補正してくれるのは以下の三種類だけです。

倍率色収差

Bairitu 画面の端の方に出る色ずれを補正します。

歪曲収差

Resize056315
Resize056314 ぐにゃっと曲がっているのを補正します。
若干画角が狭くなります。

周辺減光
Resize056312
Resize056313 画像の端のほうが暗くなってしまうのを補正します。
周辺減光は正確には収差ではないですが…。

それ以外の軸上色収差などは
補正が難しく、オートでは上手くできません。
技術の進歩によって補正がうまくなる可能性があります。

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コメント

虹色の旋律さん、

よくわかりました。

でも、ザイデルの5大収差、これ幾何光学には不可避で
ソフトで修正できるなら、もはやレンズなど不必要で、
ピンホールで十分ですね。

”ソフトで作り出す”似た例には、ブラケティングの演算による夜景なんかも
ありますが、、、

でも、これらは、アンセルアダムスのf64の世界ほどの感動はなく
単なるテクノロジーのような気もします。

かんてつさん

コメントありがとうございます。
5収差を全てなくすことは現状、無理ですが
どの収差をどの程度残すか、というのが
レンズ設計におけるレンズの味になると思います。
その収差を味と見るのか不快なものとしてみるのかは
人によって異なるので、消したい人はソフトで消す
ということになるのかなと思います。

HDRは露出を変えたブラケット画像の合成ですが
現状のデジタル素子のダイナミックレンジの狭さを
取り敢えず抑えるための応急処置のようなもので
センサの性能が上がればダイナミックレンジ、階調共に
一気に変わるのではないかと思っています。

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