・サジタルコマフレアとは
最近発売されるレンズの流行
「サジタルコマフレアを軽減し、画像周辺部の
点像まで綺麗に描写」
とか。
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
![]() 【送料無料】ニコンAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G [AFS581.4G] |
シグマ 「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」
なんだよサジタルコマフレアって。
サジタル →画像同心円方向
コマ →コマ収差
フレア →迷光などによるコントラストの低下
つまり画像同心円方向に広がる
コマ収差によるコントラスト低下。
画像の左上部分の点像が
とあるレンズでは下の画像の様になりました。
同心円方向(サジタル方向)に
ぼわっと光が広がっています。
これによってコントラストが低下してしまいます。
コマ収差は軸外の球面収差によって発生します。
注意したいのはよく出てくる上のコマ収差の図
(彗星が尾を引くコマ収差)はメリジオナルコマ収差です。
じゃあ、サジタルコマ収差の図はどうなるかというと
下の様になります。
二次元平面じゃ表せません。これが厄介。
これによって発生するのがサジタルコマ収差ですが
サジタルコマ収差≒サジタルコマフレア
です。
サジタルコマ収差の広がりは必ず60°になります。
サジタルコマフレアではもっと広がっています。
これは非点収差などの影響も含まれているためです。
つまり
サジタルコマフレア=サジタルコマ収差+非点収差+α
です。
« 初心者のかたはオークションで買わないように | トップページ | ・大きいレンズ≠望遠レンズ »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・マスター発光、スレーブ発光とは(2021.01.27)
- ・おすすめレンズヒーター(2021.01.24)
- ・圧縮効果とは(2021.01.17)
- ・ボリューム歪(3Dディストーション)とは(2021.01.13)
- ・寒い中での撮影支援アイテム(2021.01.05)
コメント