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2014年3月14日 (金)

・サジタルコマフレアとは

最近発売されるレンズの流行
「サジタルコマフレアを軽減し、画像周辺部の
 点像まで綺麗に描写」
とか。

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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シグマ 「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」

なんだよサジタルコマフレアって。
サジタル    →画像同心円方向
コマ        →コマ収差
フレア        →迷光などによるコントラストの低下

 

つまり画像同心円方向に広がる
コマ収差によるコントラスト低下。

Photo_2

画像の左上部分の点像が
とあるレンズでは下の画像の様になりました。

Photo_3

同心円方向(サジタル方向)に
ぼわっと光が広がっています。
これによってコントラストが低下してしまいます。

コマ収差は軸外の球面収差によって発生します。

Coma_2  

注意したいのはよく出てくる上のコマ収差の図
(彗星が尾を引くコマ収差)はメリジオナルコマ収差です。

じゃあ、サジタルコマ収差の図はどうなるかというと
下の様になります。
二次元平面じゃ表せません。これが厄介。

Photo_5

これによって発生するのがサジタルコマ収差ですが
サジタルコマ収差≒サジタルコマフレア
です。
サジタルコマ収差の広がりは必ず60°になります。
サジタルコマフレアではもっと広がっています。
これは非点収差などの影響も含まれているためです。
つまり
サジタルコマフレア=サジタルコマ収差+非点収差+α
です。

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コメント

お世話になります。
カメラメーカーによって、S方向は同心円方向(パナソニック、フジ)と言ってる場合。S方向は放射方向(シグマ、キヤノン、ニコン)と、真逆のことを言っており混乱しています。
このページでいうと、サジタル(同心円)とは「青い矢印方向の線の上の濃淡のコントラスト比」を言ってるのか、「青い矢印の線を若干横に平行移動して複写した、複数の線の間の濃淡のコントラスト比」をいってるのか、ご教授ください。
もっと原理的にはX軸Y軸という説明も見ますが理解できません。

コメントありがとうございます。
このS方向M方向は、メーカによって記載が異なって本当に分かりにくいですね。

以下の記事にまとめましたので、ご参照ください。
http://nijikarasu.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-9f81.html

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