・偽色とモアレはどんなものか
最近のはやり、ローパスレスのデジタルカメラ。
ローパスレスとは画像をなまらせる
ローパスフィルターが入っていないということ。
ローパスフィルターを入れる理由は
偽色やモアレの発生を防ぐためです。
偽色やモアレが発生する条件は、
空間周波数がナイキスト周波数以上に…(略)
簡単に言うと、センサー上の画素の並びよりも
画像に写した像が細かいと発生します。
遠くのビルの細かい模様とか、エアコンの室外機とか、
洋服の生地のパターンとか。
モアレの例です
左:ローパス有り 右:ローパス無し
偽色の例です
※パープルフリンジ等のレンズ起因による収差とは違います
左:ローパス有り 右:ローパス無し
モアレは周期的なパターンの被写体でしか発生しませんが
偽色は自然物の中でも
水面や細い木の枝などで発生します。
ローパスレスがシャープであることは一目瞭然ですが、
偽色が気になる場面では一概に良いとは言えません。
個人的にはローパスはあったほうがいいと思います。
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