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2014年3月 6日 (木)

・焦点深度とは

写真を撮るときに被写界深度はとても気にする要素です。
ピントが合って見える範囲がどれだけか。

焦点深度はピントリングを回したときに
撮像素子側でピントが合う範囲のことをいいます。
被写界深度とは違うものです。
たまに被写界深度と間違って使っている人がいます。
(タムロンの公式の説明ページでも間違っている…)
焦点深度が浅くても、背景がボケやすいというわけではない。
写真撮影時にはほとんど気にしません。

焦点深度が浅いレンズだと、
ピントリングをほんの少し動かすだけでピントがずれるので
ピント合わせがとても難しくなります。

焦点深度が深いと
マニュアルでのピント合わせが簡単です。

下の図は焦点深度を説明する図です。

Depth1

許容錯乱円とは「許容ボケ量」のことです。
これがセンサの画素より小さければボケてても分かりません。

上の図を見ると分かるように、焦点距離の長いレンズほど
焦点深度は深くなります。
焦点距離の短いレンズでは焦点深度は浅くなり、
ピント合わせがシビアになります。
これは「被写界深度」とは全く逆です。

コンデジのように実焦点距離が短いレンズは
レンズの駆動が微小でもピントが合わなくなります。
また、焦点深度が浅いと
マウントのガタなどの影響も大きくなります

PENTAX QのIRカットフィルタをはずしたら
Qレンズで無限遠が全然出なくなりました。
ちょっとでも変わった時の影響が大きい。

下の図は絞りを入れたときです。

Depth2

絞りを入れると焦点深度が深くなることが分かります。
この時は被写界深度と同じパターンです。

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