・モアレの直観的理解
モアレはセンサーの画素の並びよりも
細かい模様の被写体を映したときに発生します。
といっても、なるほどわからん。
になってしまいます。
なので、パソコンなどの液晶画面と
縞模様の画像を用いて実験してみます。
液晶画面を拡大すると
青赤緑で1組のピクセルがたくさん並んでいます。
次に下の図の様な縞模様画像を
どんどん小さく縮小していきます。
縮小していくと、ある所で
液晶画面の画素の並びよりも
縞模様の方が細かくなってしまいます。
そうなると、液晶画面ではもともとの模様が表せずに
モアレとなります。
縮小していくと
本来存在しない赤と緑の縞が現れたり
水色や黄色の存在しない色も出ています。
上の図で左が高度な縮小方法
右が単純な縮小方法です。
カメラにおいても画像処理(補間方法)を
工夫すればモアレが出にくくなったりします。
元の画像を少しぼかすと
(ローパスフィルタを入れたのと同じ)
モアレが発生しなくなります。
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