・当たりレンズと外れレンズ
デジタルカメラのレンズは工場で大量生産されています。
しかし、どの製品もそうですが、
製造ばらつきが存在します。
ハードディスクとかテレビとかだと
壊れやすい、とかありますが
レンズの場合は買ってすぐに
当たりか外れか分かります。
写った画像にもろに影響が出る為です。
メーカももちろん一定の基準を設けて
基準以上の製品しか出荷しませんが、
基準ぎりぎりの物もあります。
基準ぎりぎりの物を買ってしまった方は
残念ながらハズレです。
一応基準内なので初期不良返品にもなりません。
良心的なメーカだと変えてくれるかもしれません。
当たりレンズはメーカーが厳選して
雑誌の評価や作例撮影などに貸し出してたりします。
では、どんなレンズが外れなのか。
ハズレレンズで撮影した画像
中心部
周辺部
両方共等倍です。
こういう感じでピントを合わせたはずなのに
画像の上下左右どこかだけボケるのを
片ボケといいます。
片ボケはレンズの偏心が原因で起こります。
本来は構成する全てのレンズの
中心が揃っていなければいけませんが
製造上で微小なばらつきが生じ
上の図のようになることがあります。
これが偏心です。
もちろん、レンズをぶつけたり落としたりしても
起きるので取扱注意。
« ・焦点深度とは | トップページ | ・レンズフィルターが外れなくなった時の対処方法 »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・グローバルシャッターって何が凄いの(2023.11.14)
- ・写真に枠を付けて正方形にするプログラム(2023.10.30)
- ・レンズ光学性能とセンサー解像度(2023.10.11)
- ・フィルターに最適なガラス素材は?(2023.10.05)
- ・コンピュテーショナルフォトグラフとは(2023.09.21)
コメント