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2014年3月13日 (木)

・長時間ノイズリダクションとは

夜景や星、花火を撮る際に
撮影したあとにずっとカメラがフリーズのようになって
動かなくなった経験がありませんか?
これは、ノイズ処理を行っている時間です。
なんでそんなにも時間がかかるのでしょうか。

デジカメの撮像素子はずっと駆動していると熱を持ちます。
熱を持つと熱エネルギーによって余計な電荷が発生してしまったりします。
その電荷が画像として現れます。
1000万個以上ある画素のなかに
特に発生しやすい画素などがあります。

Nasi_2

上の画像はレンズキャップをして真っ暗な状態で
30秒撮影しました。
緑や青や赤のぽつぽつが写っています。
これは同じ条件で撮影すると同じ場所に発生します。
(同じ気温、同じ露光時間、同じ感度)

なので、真っ暗な状態にして同じ撮影をした画像があれば、
その画像を引き算することでぽつぽつを消すことができます。
ダーク減算とも言われます。

Ari

これが長時間ノイズリダクションです。
同じ条件でダークを撮影する為、
例えば30秒の通常撮影をしたら、
そのあとに同じ時間の30秒間、ダーク撮影をします。
なので、その間はカメラがフリーズの様な状態になるのです。

このぽつぽつノイズは同じ場所に発生するので
長時間ノイズリダクションで消せます。
しかし、ランダムに発生するランダムノイズは
二枚撮影して引き算しても、別の場所に発生するので消えません。
むしろ長時間ノイズリダクションをすると
逆にランダムノイズは増えてしまいますので注意。

長秒ノイズリダクションなし
Resize056171 長秒ノイズリダクションあり
Resize056172

このノイズはセンサーが熱いほどたくさん発生するので、
次の条件で特に発生しやすいです。
・夏とか、気温が高い時
・長時間連続撮影したあとや
 ライブビューの後でセンサーが熱くなっている時。
最初の画像は動画をずっと撮影し、センサを熱くしてから撮影しました。

なので、冬に撮影した方がぽつぽつノイズが少なくなります。

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