・UVカットフィルターって意味あるの?
レンズ保護フィルターの種類の中に
UVカットフィルターというものがあります。
レンズ表面を保護するだけでなく
画像のコントラストを低下させる紫外線をカットして
風景などをくっきり映す効果を謳っています。
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しかし、カメラのレンズガラス自体、紫外線を通さない性質を持っています。
そのため、UVカットフィルタをつけても
意味がないのではないか?
レンズの分光透過率と
UVカットフィルタの分光透過率です。
このUVカットフィルタは
410nm付近から紫外側をカットしています。
(KenkoのZetaです)
上の図のオレンジで塗りつぶした所だけで効果があります。
ほとんど写りに影響しなそうですが。
比較撮影をしてみました。
空気のゆらぎ(かげろう)の影響を無視すれば
どちらがどちらか分かりません。
左がUVカットフィルタをつけた方です。
極めて紫外線が強い夏の山とかでなら
少しだけ効果があるのかもしれません。
でもそれならカメラの設定で少しだけコントラスト上げればいいし…。
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