・像面位相差AFのしくみ
最近の高級ミラーレス機では
「像面位相差AFで最速オートフォーカス」
というような宣伝文句もあります。
像面位相差とは?
位相差AFを行うにはAFユニットが必要です。
AFユニットの中にはCCDセンサが入っています。
そのCCDセンサを写真を記録する撮像素子の
いくつかの画素で代用するのが像面位相差AFです。
(いくつかとは言っても数万画素位あります)
AFに使う画素は当然、画像の記録には使用できないので
その部分は画像処理で補間しています。
AF用の画素の配置はメーカによって違いますが
大まかに下の図のような二つのパターンに分かれます。
どちらも2つ1組になっていて
位相差AFユニットでのAFと基本的に同じ仕組みで
AFを行います。
ピントが合う位置までのレンズ駆動方向と
移動量が分かるのでAFが早いです。
キヤノンのEOS 70Dは
デュアルピクセルCMOSという特殊なセンサを積んでいます。
各画素を二つに分割することで
どの画素でも像面位相差AFが可能で
さらに画像を取り込むことも可能です。
とはいえ、EOS 70Dは一眼レフなので
ライブビュー撮影の時と動画の時にしかその恩恵は受けません。
これこそEOS M2に入れれば評価が変わっただろうに。
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