・パープルフリンジの原因2
以前にパープルフリンジの原因について書きました。
その際は軸上色収差、球面収差が主原因との結論でした。
しかし、フリンジの原因はほかにもあります。
軸上色収差や球面収差を起因とするフリンジと
コマ収差を起因とするフリンジです。
コマ収差というと夜景とかの点像で目立つことは
よく知られていますが、
色としても目立ちます。
軸上色収差によるフリンジ
飽和部分の周り全体にフリンジが発生。
コマ収差によるフリンジ
片側にだけフリンジが発生。
コマ収差によるフリンジの実例。
拡大
コマ収差は画像同心円方向に出る色と
放射方向に出る色に分かれます。
そして、画像として気になるのは放射方向の色です。
特に画像周辺に出るときは倍率色収差と間違えがち。
« ・デジカメは気温によってノイズ量が大きく変わる | トップページ | ・ヤフオクでカメラを買うな »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・超光害地での星空現像の手順(2025.01.24)
- ・RAWだとなぜ白飛びが(ある程度)救えるのか=RAWからjpegまでの流れ(2025.01.15)
- ・野菜工場の光はなぜピンク?(2025.01.10)
- ・天体や蛍撮影時に活用、USBカプラー(2024.12.25)
- ・sigma 105mmF2.8 DGDNマクロの性能確認(2024.12.15)
コメント