2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« ・JPEG圧縮の話 その1 | トップページ | ・JPEG圧縮の話 その3 »

2014年6月 4日 (水)

・JPEG圧縮の話 その2

今回は圧縮の話です。

圧縮には二つのタイプがあり、
可逆圧縮と不可逆圧縮があります。

可逆圧縮は、完全に元の状態に戻せる圧縮方法です。
不可逆圧縮は、あまり重要でないデータを切り捨てることで圧縮します。
そのため、完全には元に戻せません。
JPEGはほとんどの場合、不可逆圧縮です。

可逆圧縮の簡単な例。
次の数列を圧縮することを考えます。

1 同じ数字が並んでいますが、世の中のデータはだいたい
こんな感じに冗長性があります
同じ数字が並んでいるので数えます。

これを数値として表します。

2
今回のデータでは一区切りを3桁で表わすというルールにします。
2_2

もとの数列に比べると冗長性が無くなり
データ量が少なくなりました。

4

このように圧縮のルールが分かっていれば
完全に元のデータに戻すことができます。

不可逆圧縮について次の数列を考えてみます。
Dddd この数字を256で割ります。
この際、小数点以下は
「大事ではない情報」として切り捨てることにします。

Ssss
データ量が少なくなり、圧縮されました。
しかし、切り捨てた情報があるので、完全に元の状態に戻すことは出来ません。
Dddddddddd
近い数字にはなりますが、一致はしない。
これが不可逆圧縮です。

« ・JPEG圧縮の話 その1 | トップページ | ・JPEG圧縮の話 その3 »

写真講座」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ・JPEG圧縮の話 その2:

« ・JPEG圧縮の話 その1 | トップページ | ・JPEG圧縮の話 その3 »