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2014年6月14日 (土)

・バックフォーカスとフランジバックの話

望遠レンズのように焦点距離の長いレンズでは、
レンズの後玉からセンサまでの距離が長く
広角レンズのように焦点距離の短いレンズでは
レンズの後玉が飛び出ていてセンサまでの距離が近いのが
なんとなくわかるかと思います。

望遠レンズの後玉
Resize114175
引っこんでいるのが分かる

広角レンズの後玉
Resize114176
出っ張っているのが分かる

レンズの後玉からセンサまでの距離を
バックフォーカスと言います。

一眼レフでは、ミラーがある関係上
バックフォーカスが長くないと
ミラーがレンズにぶつかってしまいます。
ミラーの大きさやレンズの設計などを考慮して
メーカごとに決められたのが
マウント面からセンサ面までの距離
「フランジバック」です。

Gannref

フランジバックはマウントごとに厳密に決められています。
これが、各カメラメーカがマウントを統一できない理由の一つです。

ミラーレスカメラでは、文字通りミラーが無いので
その分フランジバックを短くできます。

Nonref

フランジバックが短いとレンズ設計での制限が少なくなり、
小さくても性能がよいレンズが作りやすい利点があります。

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