・バックフォーカスとフランジバックの話
望遠レンズのように焦点距離の長いレンズでは、
レンズの後玉からセンサまでの距離が長く
広角レンズのように焦点距離の短いレンズでは
レンズの後玉が飛び出ていてセンサまでの距離が近いのが
なんとなくわかるかと思います。
レンズの後玉からセンサまでの距離を
バックフォーカスと言います。
一眼レフでは、ミラーがある関係上
バックフォーカスが長くないと
ミラーがレンズにぶつかってしまいます。
ミラーの大きさやレンズの設計などを考慮して
メーカごとに決められたのが
マウント面からセンサ面までの距離
「フランジバック」です。
フランジバックはマウントごとに厳密に決められています。
これが、各カメラメーカがマウントを統一できない理由の一つです。
ミラーレスカメラでは、文字通りミラーが無いので
その分フランジバックを短くできます。
フランジバックが短いとレンズ設計での制限が少なくなり、
小さくても性能がよいレンズが作りやすい利点があります。
« ・ベランダや庭でもいい写真は撮れる | トップページ | ・レトロフォーカスタイプのレンズ »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・彗星を撮った時の設定(2024.10.05)
- ・面内ブレ(ブラー)を防ぐ(2024.09.12)
- ・星をより輝くように見える現像方法 (疑似ソフトフィルター)(2024.09.01)
- ・アトムレンズの黄変を直す2(2024.08.12)
- ・laowa 10mmF2.8 ZERO-Dを確認(2024.07.31)
コメント