・キャリブレーションしたらプロファイル対応ソフトを
モニタのキャリブレーションの話を以前に書きました。
しかし、キャリブレーションさえすればそれでOKというわけではありません。
特にAdobeRGB対応モニタを使っている方は注意が必要です。
(AdobeRGBについては今度書きます)
広色域のモニタで画像を見るとやけに鮮やかに見えてしまう場合があります。
モニタをキャリブレーションするとICCプロファイルという
データが作成されます。
これは、モニタの特性を記録したファイルです。
このプロファイルデータを読み込んでくれるアプリケーションでないと
せっかくキャリブレーションしても
正しい色が表示されません。
MacintoshであればOSレベルでプロファイルデータを読み込んでくれるので
問題は発生しませんが、
Windows7では対応ソフトでなければいけません。
有名どころで対応しているアプリケーションは
FirefoxとPhotoshopです。
他にもあると思いますが、あんまり調べてません…。
対応していないビューアとPhotoshopで比較した画像が以下です。
右側が正しい色です。
左の対応していないアプリケーションでは
特にグリーン方向の色が鮮やかになりすぎてしまいます。
AdobeRGBモニタであるというプロファイルを読み込んでいないために
発生する問題です。
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