・ボケの色でピントを判断する
前回はボケの形でピント位置を判断することができる
という内容でしたが、
レンズによってはボケの色でもピント位置を判断できます。
ボケの色と言われてもピンと来ないかもしれません。
下の写真を見てください。
ピント位置の前後で色が付いていることが分かります。
ピント位置より手前側(後ピン状態)ではパープル系、
ピント位置より奥側(前ピン状態)ではグリーン系です。
この色づきは軸上色収差によるものです。
いつもの軸上色収差の図です。
波長によって屈折がかわるので、色が分かれて
軸上色収差が発生します。
この時ピント位置より手前と奥では色が異なります。
軸上色収差が大きいレンズ(フリンジがでやすいレンズ)では
この色を見ることでピント位置がどこかがおおざっぱに分かります。
下の写真は点光源をピントをずらしながら撮影したものです。
おおざっぱですが、色でピントの山を見つける事ができます。
ただし、色の切り替わり点がほんとのピークで無いレンズもあります。
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