・空間フィルタ3 ローパスフィルタ
前回までは空間フィルタでエッジ検出を行う話をしました。
空間フィルタは係数を変えることで、エッジ検出だけでなく
ローパスフィルタとして使用することもできます。
ローパスフィルタとは画像をぼかすことです。
下の図の係数のオペレータをかけます。
元画像
処理画像
ぼかし量を大きくするためには重ね掛けをすればよいです。
10回かけたときの画像
空間フィルタが9×9やそれ以上に大きくできれば一発で
大きくぼかせますが、空間フィルタが大きくなると計算量が
膨大になってしまいます。
そのほかの手法としては、縮小+拡大もぼかす方法として効果的です。
1/4に縮小+LPFを1回+4倍に拡大
縮小方法にもよりますがこっちの方が計算量が少ない。
あまり関係ないですが、ぼかした画像と元の画像を比較暗合成をすると
下の図のように、ちょっとアニメ調な感じで面白い結果になります。
こういった処理を色々工夫したのが、
最近流行りのアートフィルターやらデジタルフィルターです。
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