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2014年9月

2014年9月30日 (火)

・ナノトラッカーにポーラメーターをつける

ナノトラッカーは安価な簡易赤道儀です。

赤道儀は極軸合わせという作業が必要になります。
極軸合わせは赤道儀の回転軸を地軸の向きと合わせる作業。
北極星の向きです。
ナノトラッカーでは、のぞき穴に北極星がが入るようにします。

Nano

しかしこれは相当困難な作業です。
そこでお勧めなのが、ポーラメーターを取り付ける方法です。

ポーラメーターは別の簡易赤道儀の
ポラリエ専用の極軸合わせ補助器具です。
これをナノトラッカーにつけると極軸合わせが楽になります。
しかし、ナノトラッカーにはアクセサリーシューが無いので
自分で工作する必要があります。
カメラ屋さんでシューの部分がついたパーツを買ってきて分解しましょう。

これを強力接着剤でナノ・トラッカーの端子面に貼り付けます。
Resize118201

向きには気をつけてください。
差込口がナノ・トラッカー本体の底面方向に向くようにします。

Resize118202
下の写真のように三脚に取り付けます。

Resize118204

日本では北極星は仰角35度なのですが、
ナノ・トラッカーの側面は回転軸から微妙に傾いているので
37度にするとちょうどよいです。

Resize118199

次に角度を北に合わせます。
国土地理院のサイトで
撮影場所の偏西を調べます。

国土地理院のページ

下部にある緯度経度を入力する部分で
細かく調べることが出来ます
富士山御殿場口は6°41'でした。
Henkaku

方位磁針で6.41に合わせます
Resize118197
注:私のポーラメーターは気圧の変化で
コンパス内に気泡が入ってしまったので別のものに交換してあります

水準器もしっかり合っていれば問題なし。

Resize118198

微妙にずれてることも有りますが、
これで大雑把には合わせられるので
望遠でも30秒とかなら行けます。

2014年9月29日 (月)

・天体撮影時に構図を決めるやり方

天体撮影時に最適な夜空は
・光害が無い
・月がいない夜(新月付近)
・晴天
です。

ピント合わせなど大まかな流れは以下の記事を参照ください。
・その写真どうやって撮ったんですか?その1

今回は、ベストな夜空の時の構図の決め方です。
先日富士山五合目に星を撮りに行きましたが、
富士山をいい感じに入れる構図が暗すぎて分かりません。
ファインダーをのぞいてもうっすらと影が見えるだけだし、
ライブビューでも真っ暗です。

そんな時は感度を思いっきり上げて
10秒位露光撮影してみます。
ISO40000 10秒
Resize118066

すると画像はノイズだらけですが、
真っ暗で見えなかった被写体が写るので
現状どんな構図になっているのかが分かります。
これを繰り返すことで、自分のイメージする構図に近づけます。
構図が決まったら感度を下げて、長秒露光をします。

Resize118067

構図を決めるのに毎回長秒露光すると
時間がかかって仕方がないので
感度を上げるというテクニックが使えます。

2014年9月27日 (土)

・ステレオグラム(マジカルアイ)は位相差AFと似ている

以前に位相差AFについて
直観的な理解の記事を書きました。

位相差AFは視差(位相差)がある異なる二つの画像が
一致するところがピントが合っている場所
というようなイメージです。

ステレオグラムも目のピント位置を動かして
絵や文字が浮かび上がる場所を探す遊びです。

Photo

位相差をずらしていく様子が下の図です。
二枚の画像が一致するところが
ピントの合ったところだと言えます。
画像間の差の絶対値をみると、
一致している部分は黒くなるので分かりやすいです。

1
2
3
4

ずらしていくと、
星型でぴったり一致する部分があります。
5
ここがピントの合う位置、その1です。
6
7
最後までずらしてぴったり重ねると、
当然ながら同じ図なのでまっ黒になります。
ここがピントの合う位置、その2です。

普通にこの図を眺めると(図の全体にピントを合わせると)
単にランダムな模様にしか見えませんが、
目でのピント位置を変えることで、もう一か所ピントが合う位置があり、
その時に図柄が見える仕組みです。

2014年9月24日 (水)

・彼岸花(曼珠沙華)の撮り方

彼岸花は深紅色で葉もなく突然咲いている
ちょっと不気味な花です。

Resize118071

その妖艶な雰囲気をうまく出せると良い感じです。

・背景を黒くする
Resize118065
日のあたっている彼岸花にピントを合わせ
背景に日陰がくるように撮影をすると
背景が暗くなります。
彼岸花の赤と、背景の黒は相性が良い。
妖艶になります。

・背の高い個体を狙う
Resize118064
群生している場合は
背の高い個体を主役にすると良いです。

・おしべにピントを合わせる
Resize118067
大きくて特殊な形の花なので
マクロ撮影だとどこにピントを合わせればいいのか
分からなくなることもあります。
おしべだけにピントを合わせるのもお勧めです。

前ボケを活用する
Resize118068
望遠レンズで撮影するときは
前ボケを入れることで印象が変わります。

・彼岸花とは別の被写体を主題にする
Resize118069
彼岸花はわき役にします。
主張が強い色なのでそれでも十分です。
この作例はちょっと微妙だったかも…。

彼岸花の撮り方2

2014年9月23日 (火)

・初心者がマニュアル露出モードを使うと上達が遅い

最近、カメラを始めたばかりの方で
上達のためにMモード(マニュアル露出)を使う人が
身の回りに何人かいますが、これは逆効果だと思います。

写真の基本は露出です。
その露出をコントロールする要素の
絞り、シャッター速度、ISO感度が密に絡んでいますが
いきなり全てをコントロールする必要のあるMモードを使うと
こんがらがります。
それでも使いたいならば、輝度計なども用意してください。

現在のカメラにはAEという文明の利器が備わっているので
それを使わないのは非常にもったいない。
あえてMモードといういばらの道を進む必要はない。

AEはカメラが考えた(カメラメーカーが考えた)その場所での
適正露出で撮影してくれます。
適正露出はカメラメーカーが長年の経験やデータを元に割り出すため
ある意味お手本と言えます。

何事もお手本がなければ上達は難しい。
いきなりMモードを使うのはお手本無しに学習するようなものです。
1Evの差がどの程度なのかの感覚もMモードでは初心者にはわかりづらいです。

もちろんお手本が間違うこともあるので、
その時は「露出補正」で自分に最適な解を見つけます。

オススメは絞り優先モードです。
このモードではお手本の露出を保ちつつ、
ボケをコントロールすることが出来ます。
絞り優先モードでF値を変えるとシャッター速度がどう変化するか、
露出補正をすると、シャッター速度がどう変化するか、
この辺の感覚をつかむのが上達の早道です。

2014年9月22日 (月)

・コスモスの撮り方

コスモスの季節になりました。
Resize118034

単にシャッターを押すだけではなく
ちょっと構図や露出を工夫するだけで
見違えるような写真になります。

まず、花を撮る時の基本は
「花の向いている方向に空間を空ける」
です。
これはどんな花にも言える事かと思います。

Photo

花の向いている方向が詰まっていると窮屈に感じます
Simgp0107

・マクロレンズを使う
マクロレンズで花の中心にピントを合わせて
花びら全体をぼかすようにします。
真横から撮ったり、斜め上から撮って
めしべを少しだけ画角に入れたりするといいです。

横から撮る
Resize118036

めしべを画角の端に入れる
Resize118035

・逆光で撮る
色の薄いコスモスの花だと、
逆光で撮ると透過した光が綺麗に写ります。
Resize118027

また、夕方など日が低くなった時は
コスモスの真後ろに太陽を入れることで
透過光だけで写すのも手です。
この場合、思い切って+3Evほど露出補正をしても良いでしょう。
Resize118029_2

・望遠レンズで圧縮効果を得る
コスモスが密集して咲いている場合はいいですが、
時期をちょっと外すと意外とまばらだったりします。
その時は望遠レンズで圧縮効果を得るようにすると
沢山咲いているように見せかけることが出来ます。
Resize118037

・多重露光で撮る
下記参照
多重露出で花をふんわりとる

2014年9月21日 (日)

巾着田の彼岸花が見頃です

天気が良かったため、予想以上に混んでいました。
個人的には最盛期より少し前のほうがオススメです。
最盛期より少し後でも見頃ですが、朽ちた花が所々にあるので
ちょっと寂しいです。
それならば蕾の方がまだまし。

Resize118022_2
Resize118026
Resize118025_2

Resize118024
Resize118021

2014年9月20日 (土)

・ハートのキャッチライトを入れる

今回はキャッチライトを入れる撮影です。
キャッチライトは人物撮影時に瞳に光を入れることです。

キャッチライト有り
Resize117931

キャッチライトなし
Resize117932

キャッチライトが無いと、生気が感じられず
いきいきとした顔になりません。
今回工夫した写真。
Resize117935_2

拡大
_iffmgp5038

言うまでもなくハート型です。
やりたかは下の写真のようにします。

Resize117936

厚紙をハート型に切って
黒テープでマスキングするだけ。

製作時間10分。

他にも星形とか色々作れると思います。
チャレンジしてみてください。

2014年9月18日 (木)

・1/8000秒や1/6000秒の高速シャッターの意味

一眼カメラの最高シャッター速度は
入門機だと1/4000秒、中級機以上だと1/8000秒が一般的です。
高速シャッターを搭載している機種では

「高速シャッターで動いている被写体もぶれずに撮れる」
という謳い文句があったりします。
実はこれは半分間違いです。

Resize117924
シャッター速度1/500

猫なら大体シャッター速度1/1500もあれば十分に止められます。

噴水の水でも1/4000秒で止められます。
Resize117923

ではそんなにも高速シャッターを使うのはどこなの?
というと、昼間に、明るいレンズで絞りを開いて撮影するシーンです。

Resize117922
ISO100 F1.4 1/8000s

絞りを開くと光がたくさん入ってくるため
高速シャッターでなければ明るく写ってしまいます。
ならば絞ればいいじゃんと思うかもしれませんが
絞ると背景があまりボケません。
高速シャッターで有れば入ってくる光の量を少なくできるので
この問題を解決できます。

更にシャッター速度を速める必要があるようなシーンでは
NDフィルタを使ってそもそもの入ってくる光量を落とせば対応できます

2014年9月17日 (水)

・F8対応AFとは

キヤノンのEOS 7Dなど動体に強い機種では
位相差AFユニットでF8光束対応、と書かれているものが有ります。
高性能一眼レフの謳い文句の一つですが
これはどういうことなのかを簡単に説明します。

F8対応とは、開放F値がF8の暗いレンズでも
ピントをあわせることができるということです。
位相差AFを行う時は基本的にレンズの絞りは開放にして
光を沢山取り込めるようにします。
しかし、望遠レンズの一部などでは開放でもF8相当にしかならないものが有ります。
特に使われるのが400mm F5.6の望遠レンズにx1.4のテレコンをつけた場合などです。
この時、焦点距離が560mmになりますが、開放F値はF8になります。


でも、夜など暗い時でもAF合うよね?
なんで絞りで暗くなるとAF合わなくなってしまうの?

位相差AFの仕組みは下の図のようになっています。
F8_1

細かくはこちらの記事参照のこと
レンズ(射出瞳)の端から出る光束を使っていると
考えてもらえばいいと思います。
一般的には射出瞳の大きさはF5.6相当として設計されています。
これがF8の光束だとどうなるのか…
下の図を見ればすぐに分かります。

F8_3

AF用のセパレータレンズ、ラインセンサがF8のときに入ってくる
光束に最適化されていないためAFがうまく働きません。
そのため、F8光束用センサとF5.6光束用センサが両方用意されています。
F8_2

中にはF2.8光束にも対応しているものもあります。
F2.8光束に対応するとピント精度が上がります。
AFできるか出来ないかは瞳径に依存するので、
例えばF8のレンズではピントが合わないけど
NDフィルタでF8相当に暗くするとピントが合うということも起こりうる。

2014年9月16日 (火)

・Canon EOS 7Dmark2発表

Keyvisual_2
主なスペックは以下
センサー : 有効20MP APS-C CMOS
画像処理エンジン : デュアルDIGIC6
感度 : ISO100-16000(拡張51200)
AF : 測距点は65点全点クロス
LCD : 3インチ104万ドット液晶モニタ
ファインダー : ペンタプリズム、視野率100%、倍率1倍
シャッタースピード : 30秒-1/8000秒
シンクロ速度 : 1/250秒
連写 : 10.0コマ/秒
動画 : 1920 x 1080 60p、ステレオ
メディア : コンパクトフラッシュ(CF)+SD/SDHC/SDXC
HDMI端子、マイク端子、ヘッドホン端子、リモート・コントロール端子
防塵防滴
バッテリライフは670枚(CIPA)
重さ910グラム(バッテリー含む)
大きさは149x112x78mm
GPS、電子コンパス内蔵

一眼レフにはセンササイズが2種類あります。
35mmフィルムと同じ大きさのフルサイズと
一回り小さいAPS-Cです。
大きいセンサのフルサイズの方が当然高価です。
なので、一眼レフを始めてしばらく経つと
フルサイズがほしいという人も多くいます。
この7Dマーク2はAPS-Cです。
しかし、プロ含め多くの人に期待された機種です。

APS-Cの利点は、何といっても1.5倍望遠になることです。
(キヤノンは1.6倍)
200mmのレンズでも300mm相当の画角が得られます。
そのため、望遠で動体の被写体
スポーツ、鳥、飛行機などで重宝されます。

その用途で考えて、この7Dマーク2のスペックで私が
すごいと思った部分が以下です。

・65点全点クロス位相差測距点
位相差AFではクロスの方が認識しやすいです。
65点も測距点があり、全てがクロスのカメラはほかにありません。
これは動き回る動物やスポーツで
しっかりピントを合わせ続けてくれるはずです。

・ペンタプリズム、視野率100%、倍率1倍
この倍率1倍というのがすごいです。
ファインダーをのぞいた時、広く見えるので被写体が見やすいです。
キヤノンでも入門機のKissを見ると分かりますが
倍率が低いので、みにくいファインダーです。

・連写10コマ/秒
動きものを撮るならば、連写コマ数は多いほうが良いです。
連写した中から一番いいものを選ぶためです。
APS-C最高の10コマはとても強い。

キヤノンだからこその弱点もあります。
それは高感度撮影。
キヤノンのセンサーは高感度に弱い。
ニコン、ペンタックスでISO6400でノイズが許せるとしたら
キヤノンだとISO3200かISO1600です。

2014年9月15日 (月)

・背景をぼかすため、絞り開放だけ使うのは良くない

一眼レフで背景をぼかす方法は3つあります。
・被写体に近づく
・F値を小さくする
・望遠にする

明るい単焦点レンズを買うと、
背景が面白いようにぼけるので、
絞り開放ばかりを使いがちになります。

Resize117901
140mmF4

しかし、シーンによっては
背景のぼかし具合をコントロールするため
開放以外で撮影した方がいいことも有ります。

Resize117900
F4

Resize117899
F10

F10まで絞ったほうが、
背景にも沢山のコスモスが咲いていることが伝わります。
開放ではぼけすぎてしまってよく分かりません。

F4 F5.6 F8 F11 F16 F22と1段ずつ絞っていった作例が以下です。
Resize117905 Resize117904 Resize117903 Resize117902 Resize117898 Resize117897

あまり背景がしっかりしすぎてしまうと
このシーンでは逆にうるさく感じます。

2014年9月14日 (日)

・メイン被写体をより良くする背景

一眼レフをはじめて、背景をぼかすことを覚えると、
被写体が浮かび上がるように立体的に撮れるようになり
カメラが面白くなると思います。
大体はメイン被写体だけに目が行き
背景をどうやってぼかすか、設定を気にします。
また、被写体をどの角度から撮るか、など構図を気にしたりします。

それはそれで素晴らしいのですが、
もう一歩踏み込んで、ぼかす背景をどうするかを
選択することでより良い写真が撮れます。

Resize117861
かわいいネコがいたので取り敢えず撮ってみました。
これだけでも目がくりっとしてて可愛いと思います。

ネコがいたのが海辺だったので、反対側に回りこみ、
背景をどうするか考えました。

Gatebridge_3
このような場所で、四角で囲んだ部分あたりを背景にしました

Resize117858

玉ボケがいい感じに被写体を際立たせてくれます。
ちなみに橋を背景に入れてみたら橋のほうが目立ったしまって
被写体のネコがうもれてしまいがちです。

Resize117863

2014年9月13日 (土)

・ボケの綺麗なアポダイゼーションフィルターレンズ

富士フイルムから興味深いレンズが発表されました。
XF56mmF1.2 R APD

最初はミノルタが発売したレンズに有りますが
このレンズは、写真家の中でも
「ボケがすごい綺麗」と評判です。

簡単に仕組みを説明します。

レンズの中に同心円状にグラデーションの効果を持つ
下の図のようなNDフィルタが入っています。

Apd_3_2

このNDフィルタをアポダイゼーションフィルターと呼んでいます。
NDフィルタが入っているので、レンズを透過する光量が変化します。
絞りによるボケ量を決めるF値と
実効F値(T値)に大きな差が出るため、気をつけて使用する必要が出ます。

一般的なレンズのボケを下の図で示します。
Apd_2
左の縦収差図はオーバーコレクションになっています。
最近のレンズは、フルコレクションかオーバーコレクションの設計が多いです。
このとき、ボケの形は円の外枠に縁がつくようなボケになってしまいます。
これが2線ボケの原因になり、
汚くてうるさいボケと言われます。

下の図がアポダイゼーションフィルターを入れた時の
光線とボケの図です。

Apd_1

レンズ周辺(瞳像高の高い位置)の光線が少なくなるので
ボケの円の外周に縁がつきにくくなり
なだらかなボケ像になります。
これがとろけるようなきれいなボケです。

しかし、最近の富士フイルムからは魅力的なレンズが
沢山発表される。

2014年9月11日 (木)

・ティルトレンズでボケをコントロールする

シフトレンズの項目で、建物の台形補正を行える事を書きました。
ティルトレンズは、シフトレンズと合わせて
ティルト・シフトレンズとして設計されていることが多いです。

今回はティルト機能について説明します。
ティルトレンズでできる撮影で有名なのが以下の様な写真です。

Resize117740

前後を大きくぼかすことで、ミニチュアの様にできます。
仕組みは下の図の様な感じです。
基本的にレンズとセンサ面は平行です。
Tilt_4_2

ティルトレンズではレンズの向きを傾ける事ができます。
すると、センサ面とピント面が一致しなくなり
一部分だけにピントが合うようになります。
Tilt_6

これをうまく利用したのがミニチュア風写真です。

普通に撮ると全てが被写界深度内に収まってしまう
Tilt_3_2

ティルトによってピント面を傾ける
Tilt_5

また、逆の考え方で
普通に撮影すると被写界深度が浅すぎてしまう場合に
ボケ量をコントロールすることもできます。
普通に撮影
Tilt_2
Resize117743

ティルトによってピント面を傾ける
Tilt_1
Resize117742

2014年9月10日 (水)

・iPhone6で像面位相差AFセンサが採用

iPhone6のメインカメラの撮像素子が
像面位相差AFができるようです。
像面位相差センサは一部のミラーレス機種に搭載されています。
最近の機種だと、

ニコン1 シリーズ
ソニーα6000,α5100
オリンパス OM-D E-M1
富士フイルム X-T1

など。

ミラーレスだとAF方式がコントラストAFなので
どうしてもオートフォーカスが遅いという欠点があったのですが
像面位相差のおかげで高速AFが可能になりました。
そのセンサがついにスマホにまで。

また、240fpsで読み出せる
スローモーション動画も撮れるセンサーです。
これも何気にすごい。
NFCが付いたので最近はやりの
「一眼カメラ」との連携もすぐにできます。
タッチするだけで煩わしい設定なしにiPhoneと一眼が同期して
一眼で撮った写真をiPhoneに送れます。

また、カメラとは関係ありませんが
位置情報検出がGPS衛星だけでなくGLONASSにも対応しています。
GLONASSはソ連(ロシア)の衛星群で、
日本ではGPS衛星よりも天頂付近にいる事が多いので
建物の陰になって位置情報を拾えない、ということが少なくなります。

2014年9月 9日 (火)

中秋の名月+1日

今日は満月+スーパームーンでした。
楕円軌道上で月と地球が近くなる時がスーパームーンです。

Resize117739
PENTAX K-3 + DA★300mm + HDDAx1.4リアコン

手持ちなので超望遠だとブレます。

2014年9月 8日 (月)

・位相差AFの直観的理解

位相差AFのしくみの記事で
実際にカメラの中でどのような事をやっているのか
説明しました。
しかし、位相差AFはそれでも理解しずらい部分があります。
今回の記事はなんとなくだけど直観的に分かる説明です。
(厳密にはちょっと違いますが)

位相差AFはセパレータレンズで光束を二つに分けて
その位相の差からピント位置を見つけます。

Photo_2

人間の目も二つあるので同じような考え方ができます。
顔の前に指を立てます。
指にピントが合っていないと下の写真の様に
指が2本に見えると思います

Resize117737

指にピントを合わせるように見ると下の写真の様に
一本になります

Resize117738

このように二つの像が一致するところがピントが合ったところと判断するのが
位相差AFの仕組みです。

2014年9月 7日 (日)

・スマホでこどもを撮る

スマホのカメラのいいところは
・いつも持ち歩いている
・すぐにSNSでシェアできる
だと思います。

この2つの性能は一眼レフでは絶対かないません。
また、威圧感がないので子供を撮るときにも有利です。
但し、画質はそれほどでもありません。
夜景は綺麗に撮れないし、
構え方が安定しないので手ブレも発生しがちです。

スマホで撮るときのちょっとしたテクニックを紹介します。
それは連写。

Resize117685 Resize117686Resize117687 Resize117688Resize117689Resize117690Resize117691Resize117692Resize117693Resize117694Resize117696Resize117697Resize117699Resize117701

シャッターボタン部分を連写タッチ。
フィルムじゃないんだから必要ない写真は消せば良い。
たくさんとった中からベストなものだけを残して
あとは消去。

Resize117736

2014年9月 6日 (土)

・マクロレンズと実効F値

レンズには、どれだけの光をカメラに取り込めるかを示す
F値という数値があります。
F値が小さいほど、たくさん光を集めることができるので
(カメラにたくさんの光を取りこめる)
夜や室内撮影で有利になります。
15_2


F値は焦点距離÷有効口径で求められますが、
実際にセンサに届く光の量はレンズの透過率などの問題で
変動します。
特にマクロレンズでは近くのものを撮影するときに
レンズ鏡筒が繰り出すので大きく変動します。
左が無限遠、右が等倍撮影時。

Resize117626

ズームレンズと同様に、レンズが繰り出すと
F値が変わります。
表記上は開放F2.8のレンズでも
等倍撮影での近接撮影時はF5.6相当まで暗くなります。
2段分なので光の量は1/4です。
これが実効F値です。

下の図で射出瞳が遠くなるので、その分光が拡散されて
センサに入る光量が少なくなることが分かる。
14

センサ側から見た射出瞳(レンズの中心の明るい部分)の大きさも
小さく見える事が分かる
Resize117627

実際に今の一眼レフで使う分にはカメラ内の露光量計を使うので
実効F値を気にする必要はありません。
ニコンのカメラだけはマクロレンズで丁寧に実効F値で表記しているようです。

2014年9月 5日 (金)

・AdobeRGBとは

パソコンを使ってイラストや写真を扱う場合は
色に細心の注意を払う必要があります。
これを怠ると、
「プリントしたら色が全然違う」
「友達のパソコンで見たら色が変」
とかの問題が生じます。

この問題をクリアする為に、大体のパソコンのモニタには
どれだけの色域を表示できるかを示す色空間が規定されています。
下の図は人間が知覚できる色の範囲をxy色座標に示したものです。

Rgb_3
青文字の700とか460とかの数字は光の波長を表します。
マゼンタ(ピンク)は波長として存在しない色なので
青と赤の領域直線で結んだ部分に表示されます。
液晶などのモニタはRGBの画素で構成されているので
その三つを頂点とする三角形で表示可能な色の領域が示せます。
上の図でsRGBモニタでの色域(紺色)とAdbeRGBモニタでの色域(黄色)です。

sRGBは国際標準化団体が決めた規格です。
そのため、ほとんどのモニタはこの色域です。
AdobeRGBはアドビシステムズという会社が考えた規格です。
sRGBよりも広い色域をもっているため、
写真やデザイン用の高価なモニタはこの色域をもっていることがあります。
Adobeはソフトウェアの会社としては世界最大なので
Adobe製のソフトはプロの間では標準の様に使われています。

写真やイラストをプリントする際は
インクの色CMYKの4色が基準となります。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色です。
この色を基準として表現できる色域はAdobeRGBに近いです。
そのため、プリントとの色合わせをする際は
AdobeRGBモニタを使った方が正確な色が出せます。

話は少し変わりますが、パソコン上で扱う色の情報は
R=256段階、G=256段階、B=256段階
で、AdobeRGBでもsRGBでもそれは変わりません。
違うのは同じ色情報で表示させた時の発色です。

Rgb_2

下の2色のグリーンはsRGBモニタとAdobeRGBモニタで表示した時を
わかりやすく表したものです。
Rgb_1_2



画像データ自体の色域ととモニタの色域をきちんと把握しないと
正確な色とは何かがわからなくなります。

2014年9月 3日 (水)

・オリンパスのライブコンポジット機能とは

オリンパスの一眼カメラOM-D E-M10に搭載されていた
「ライブコンポジット機能」が
入門機のPEN Lite7に搭載されました。

カメラを初めて買ったユーザがどれだけ使うんだろうと思いますが
面白い機能なので紹介します。

簡単に説明すると、比較明合成がカメラ内で手軽にできます。
下の写真の様にたくさんの車の軌跡を残すのも、三脚さえあれば可能です。
(いままでは、インターバル撮影機能レリーズ、
パソコンによる処理が必要だった)
Resize117603 Resize117605 Resize117607 Resize117609 Resize117613 Resize117621

そのほかにも、ペンライトで絵を描いて遊んだりもできます。
Resize117622

バルブ撮影では白飛びしてしまうようなシーンでも
ライブコンポジットで有れば綺麗に撮影できます。

バルブで撮影

Resize117623

比較明合成(ライブコンポジットと同じ)
Resize117624

ペンタックスのK-3でもインターバル合成(比較明)で
ほぼ同じ事ができますが、あまり知られていません。
この機能が特に力を発揮するのが、星の撮影、花火の撮影かと思います。

やはり新機能をアピールするのはオリンパスがうまい。
ペンタックスは下手だ。

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2014年9月 1日 (月)

・赤富士を撮る

日本人を魅了してやまない山、富士山。
特に美しいのが朝日や夕日に染まる、赤富士。
雪をかぶっている時は紅富士?よくわかりませんがそういうの。

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朝の方が雲が少ないので
できれば朝の方がお勧めです。
湖なども朝の方が波が無く、逆さ富士が写りやすいです。
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朝日が富士山に当たるのが見えるのは、富士山の東側です。
交通の便と立地がよいのは山中湖です。
湖畔には宿泊施設も多いので、
夜中に出かけて朝まで待つ、という強行策を取らなくても
早起きすればOK。

富士山が赤く染まるのは、日の出の時刻より少し前です。
日の出の30分前には撮影場所でセッティングを終えていると良いです。
富士山は上の方から太陽の光があたっていきます。

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5分後
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ベストなタイミングはほんとに数分しかありません。
どのような構図で撮るのかあらかじめ
イメージしておいた方がいいと思います。

露出は若干アンダー目がお勧めです。
ホワイトバランスは自分のイメージ通りにその場で仕上げるのが難しいので
RAWで撮影することを強くお勧めします。

WB太陽光
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WB
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