・シャープネス処理
シャープネス処理は写真の画像処理の中で
ノイズ処理のように重要な処理です。
シャープにする、と言えばなんとなく
どんな画像になるかイメージできると思います。
よくシャープネス処理で
「線が太くなった」とか言われますが
線が太いとはどういう意味か簡単に説明します。
明るい部分と暗い部分のエッジになっています。
シャープネスをかける前
横軸を画素、縦軸を明るさ(輝度値)にすると
下の様なグラフになります。
シャープネスをかけると境界がはっきりしてきます。
もっと強くシャープネスをかけたとき
下の図のようになるのが理想的です。
しかし現実はそう簡単に行きません。
強力にシャープネスをかけると下のようになります。
エッジ境界に白い淵や黒い淵が生じます。
これをオーバーシュート、アンダーシュートとか言ったりします。
白淵や黒淵が木の枝や、電線などにつくと
デジタルっぽい不自然な強調になってしまいます。
結果として、シャープネスを強めても繊細さに欠ける
線が太い画になってしまいます。
« ・素数と暗号 | トップページ | ・シャープネス、ファインシャープネス、エクストラシャープネス »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・圧縮効果とは(2021.01.17)
- ・ボリューム歪(3Dディストーション)とは(2021.01.13)
- ・寒い中での撮影支援アイテム(2021.01.05)
- ・triangleGND使い方(2021.01.01)
- ・超難しいUSB規格(2020.12.24)
コメント