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2014年11月 8日 (土)

・明瞭度の画像処理を自分でやってみる

以前にD810の明瞭度とは、の記事で
ローカルコントラストなどの原理を簡単に説明しました。
しかし、いまいちよくわからないかもしれません。

そこで、明瞭度を落とす処理、上げる処理を
実際に簡単なアルゴリズムで実験してみます。
今回はフリーソフトを用いて明瞭度を変える実験をしてみます。

フリーの画像処理ソフト
PictBear SE

写真をドラッグアンドドロップで読み込みます。
1

Ctrl+A(全選択)
Ctrl+C(コピー)
Ctrl+V(ペースト)
でレイヤーをコピーします。
2

フィルタ>ぼかし>ぼかし強
をかけます。

…と思いましたが、このソフトはぼかしの処理が下手なので
別のソフトでぼかしました。

じつは画像を大きく綺麗にぼかす処理というのは結構難しいのです。
空間フィルタのぼかしの項目

上記記事にも有りますが、画像サイズを縮小してから、ぼかして、拡大
が基本的です。
しかし、綺麗に縮小拡大するだけでも様々なアルゴリズムが有ります。
しかも処理が重たい。
(Photoshopならば高速に大きくぼかすことが出来ます)

話が逸れましたが、
ぼかした画像を上のレイヤーに表示します。
3
ぼかした画像というのは、高周波成分が無くなり
部分的にコントラストが落ちているのと同等です。
ただ、これだけだとぼかしただけで、明瞭度を下げたとは到底言えません。

ここで、上のレイヤーの透過度を30%ぐらいにすると
明瞭度が下がった状態の画像になります。
Dd1_2

元画像
Resize120020
明瞭度を下げた画像
Resize120021
この方法はごく基本的な方法なので、
恐らくニコンのD810などではもっと高等な処理で
うまいことやってると思います。

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コメント

うーん、空間フィルター、奥が深いですね。
同時に難しい!
大きなモニターで空間フィルター効果をデジタルプレビューできれば、
撮影の楽しみが身近になるように思います。
ライブビューの次はデジタルプレビュー?
演算処理が重過ぎるんでしょうか?

画像処理関連はほとんどが基本的な処理の組み合わせです。
最近のカメラだとライブビュー状態で
デジタルフィルターを掛けた画像を見て
撮影ができますね。
ミニチュアとか、色抽出とか。

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