・星を撮るときは短秒と長秒どっちがいい??
デジカメで星の軌跡を残した撮影をするとき、
比較明合成を行います。
比較明合成で有れば、都心部の空が明るい場所でも
比較的星がたくさん写ります。
比較明で星を撮るときに気になるのが露光時間です。
例えば
20秒の撮影を20枚 = 計400秒
5秒の撮影を80枚 = 計400秒
露出は20秒の方のF値を2段絞ることで同じにします。
この時星の軌跡がきれいに残るのはどちらの方か…。
カメラの処理時間の関係上、
1枚撮影するごとに2秒の感覚をあけているため
最終的な軌跡の長さは若干異なります。
20秒よりも5秒の方が暗い星の軌跡が
しっかり残っているのが分かります。
これはバックグラウンド(背景の空)の明るさによる影響です。
星もゆっくりですが動いているので、
画素単位で見ると、長秒にするほど
星じゃない背景の明るさが支配的になります。
定常光と瞬間光のような関係です。
そのため、露光時間を長くするほど星が見えにくくなってしまいます。
街明かりなどの影響が強い場所では
なるべく露光時間を短くして枚数を多くとったほうが良いです。
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