・F2.8光束対応AFとは
位相差AFユニットにはF8対応AFというものがあります。
F8対応AFだと開放F値がF8の暗いレンズでもAFができます。
通常のAFセンサーはF5.6対応ですが、
中にはF2.8光束対応のものもあります。
F2.8対応のAFセンサーを使うと、
開放F値が明るい単焦点レンズなどで
高精度にピント合わせができるようになります。
この図では、青い丸にピントを合わせています。
赤い丸はデフォーカス部分です。
上側のF5.6での図では、
位相差センサ上にできる赤丸と青丸のピーク位置が近く
分離が困難です。
それに対し、F2.8の図では
位相差センサ上にできる赤丸と青丸の位置が離れていて
ちゃんとピント位置が違うことが判断できます。
このようにF2.8光束対応AFセンサーだと
ちょっとのピント位置の差でも精度よく合わせることができます。
« ・ボケの概念は日本発祥 | トップページ | ・平行平面板は光学的に画質劣化する »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・ミラーレスレンズをマウントアダプターで使う場合の注意(2023.12.03)
- ・グローバルシャッターって何が凄いの(2023.11.14)
- ・写真に枠を付けて正方形にするプログラム(2023.10.30)
- ・レンズ光学性能とセンサー解像度(2023.10.11)
- ・フィルターに最適なガラス素材は?(2023.10.05)
コメント