・青色LEDはデジカメにとって難しい光源
最近は目黒川の青いトンネルのイルミネーションなど
青色LEDのイルミネーションが増えています。
見た目はとてもきれいですが、
スマホやデジカメで撮るといまいちです。
これはデジカメのセンサの特性が影響しています。
デジカメは色を表現する為に、光の三原色
赤青緑の画素を用いています。
ベイヤの図
詳しくはこちら
デジカメでは緑の画素が多く、青と赤の画素は少ない作りになっています。
これは人間の目の特性の、緑色の光(555nm)に反応しやすい
というところからきています。
つまり、2000万画素のカメラであっても
青の画素は500万画素分しかない。
青色LEDの波長は450nmです。
これをセンサーの分光感度と比較してみましょう。
ほとんどが青の画素にしか光が入ってこないことになります。
緑の画素には少しだけ入ります。
赤の画素には入りません。
つまり、青の画素だけで画像を作ることになってしまいます。
(青のモノクローム画像)
しかも、青の画素数は少ないので解像力も低下し、
きれいに表せません。
ちなみに、人間の目で450nmの波長は下の図のようになります。
(参考:Wikipedia)
人間の目の特性だと450nmで赤青緑、それぞれの錐体に反応するので
カメラよりもきれいに見えます。
シグマのフォビオンセンサを採用している
dp2quattroなどではセンサの分光感度が
450nmで青と緑が豊富にあるので、多少きれいかもしれません。
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