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2015年1月12日 (月)

・ガラスの種類

前回の記事で
分散という特性について書きました。
ガラスの特性にはもうひとつ大きなものとして
屈折率が有ります。

屈折率が非常に高い物質がダイヤモンドです。
屈折率が高いと内部で光が全反射しやすく、輝いて見えます。
また、ダイヤモンドは分散しやすいので
色鮮やかに見えます。

光学ガラスも中に混ぜる物質によって屈折率が変わります。
屈折率が高いガラスを使うとレンズを小型化出来ます。

Glass

屈折率と分散を軸にしたガラスマップの一例です。
(参考:HOYAのホームページ)
Glass_2
横軸が分散を表すアッベ数、
縦軸が屈折率です。

その配置から日本列島とか表現されたりもします。
真ん中辺りにあるガラスは価格が安い事が多いです。
右上の方にある高屈折率のガラスは
成分にLa(ランタン)などのレアメタルやレアアースが含まれています。
そのため通常のガラスの20倍以上の値段がしたりします。
(中国がレアアースの輸出を制限したときに高騰した)

一番左下に居るのが蛍石です。

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コメント

虹色の旋律さん、

30年以上前なので、もう時効でしょうが、
カナダの税関で、ガイガーカウンターを鳴らしたレンズもありました。
重金属を入れる手は、それ以前から、使われていたようですね。
分散が非常に小さくなります。(今ではさすがに、、)

あと、ゲルマニウムレンズ、数年前に海外から引き合いがあったのですが、
これをやると、後ろに手が回ります。

いわゆるアトムレンズですね。
一度手にしてみたいですがなかなか中古市場にも出回らないですね。
最近は鉛も環境の観点からNGなので色々使える硝材が制限されてきています。

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