・低分散ガラスとは
最近は高価なレンズだと
EDレンズをふんだんに使い、とか
UDガラスを使っており、とか書かれています。
これらは特殊なガラスを表しています。
異常低分散ガラスとか、異常部分分散ガラスとか特殊低分散ガラスとか
そんなような言い方のレンズです。
何の分散が低いのでしょうか。
図で見ると分かりやすいです。
低分散ガラスは光の波長ごと(色ごと)の
屈折率の違いが小さく、色収差が発生しにくいです。
色がどれだけ分かれるかが分散です。
この分散を表す指標として、アッべ数というものがあります。
アッべさんが決めました。
アッべ数が大きいほど、分散が小さいです。
アッべ数が小さいほど、分散が大きいです。
逆なので分かりずらい。
分散が極端に高かったり、低かったりするガラスは高価です。
その話はまた次回。
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