・ゼラチンフィルターとは
写真撮影に使われるフィルターは大きく分けて
下の三種類があります
・レンズの前に装着する一般的な円形フィルタ
・ハーフNDなど特殊効果をもつ角型フィルタ
・ペラペラなシート状のゼラチンフィルタ
このゼラチンフィルターは
富士フイルムからいろいろな種類が発売されています。
富士フイルムのサイト
有名なものをいくつか紹介します。
![]() FUJIFILM光量調節用フィルター ND 0.9 7.5×7.5 |
言わずと知れた光量減光フィルターです。
0.1 0.2 …とあります。
0.3で一段分暗くなります。
0.6で二段分。
最高でND4.0まであります。
ケンコーとかのNDフィルターで言うところのND10000です。
日食の撮影などで使えます。
ケンコーなどの角型のフィルタは2万円以上して高かったりしますが
ゼラチンフィルタなら3000円弱で買えてしまいます。
![]() FUJIFILM 光量調節用フィルター ND 4.0 7.5×7.5 |
ハサミで切って、レンズの後玉の後ろにつければ
小さくて済むので経済的。
コンデジやスマホにも使えます。
・LBフィルター
![]() 富士フイルム色温度変換フィルター LBA-12 7.5×7.5 [LBA127.5X7.5] |
色温度変換フィルターです。
例えば、昼間でも夕方の様な写真になります。
日陰で青かぶりしたシーンでちゃんと白くしたりできます。
ただ、デジタルではホワイトバランスでいくらでも調整できるので
あまり使わないかも知れません。
青くする(色温度を上げる)LBBフィルターと
赤くする(色温度を下げる)LBAフィルターがあります。
1、2、3、…と番号があり大きいほど色が濃いです。
・CCフィルター
![]() 富士フイルムCCフィルター CC C-1.25 シアン 10×10 [C1.2510X10] |
色補正フィルターです。
よく使うであろう色がマゼンタとグリーン。
色偏差の調整に使えます。
やはりデジタルならばホワイトバランスでカバーできるので
あまり使わないです。
・SCフィルター
![]() FUJIFILM紫外線吸収フィルター (SCフィルター) SC-64 7.5×7.5 |
シャープカットフィルターです。
指定の波長をカットしてしまいます。
例えばSC-39を使うと、390nm以下の波長を通しません(紫外線を通しません)
UVカットフィルタと同じような効果です。
SC-64だと、680nm以下の波長を通しません(ほぼ赤外線しか通さない)
可視光線はほとんど通さず、赤外線を通すので赤外写真が撮れます。
・IRフィルター
![]() 富士フイルム光吸収・赤外透過フィルター IR-82 7.5×7.5 [IR827.5X7.5] |
赤外線フィルターです。
SCフィルターは74までで
それより上はIRフィルターになります。
IR-92だと920nm以上の波長だけ通します。
もはや肉眼では見えない波長なので
見た目はまっ黒のシートです。
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