・全画素読み出し、夢のグローバルシャッター
早く実現して欲しい技術の一つに
グローバルシャッターが有ります。
グローバルシャッターとは、
センサの画素を同時に全画素読みだす技術です。
現状ではライン読み出しという方法を使っているので
画像の位置によって時間差が生じています。
すると、蛍光灯のように点滅している被写体や
動いている被写体で不都合が生じます。
蛍光灯のフリッカー、ローリング歪
また、一眼ではシャッターの仕組みとして
フォーカルプレーンシャッターを用いているため、
ストロボ同調速度の問題がつきまといます。
このストロボ同調速度の問題もほとんど意識する必要がなくなります。
ストロボ発光が閃光発光とはいえ、光量は時間軸で変化しているので(図)
超高速シャッターでの同調は
完璧にうまくは行きませんが。
蛍光灯のフリッカーについても一コマごとのムラが無くなります。
(但し、コマ間ごとの露光差は発生)
そして何よりのメリットはシャッター音が全くしなくなることです。
シャッター音がない≒シャッターショックがない。
ミラーレスやミラーアップでの撮影では
カメラ内での振動はゼロになります。
ただ、シャッター音というのは
写真を撮る上で、官能的な部分でかなり大事だと思います。
ニコンのシャッター音が好きだからニコンのカメラしか使わない、
という人もいます。
この辺りは今後どうなるか、技術とは異なる発展に期待です。
« ・ソフトフィルターでイルミネーション撮影 | トップページ | ・定番の三分割構図 »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・超光害地での星空現像の手順(2025.01.24)
- ・RAWだとなぜ白飛びが(ある程度)救えるのか=RAWからjpegまでの流れ(2025.01.15)
- ・野菜工場の光はなぜピンク?(2025.01.10)
- ・天体や蛍撮影時に活用、USBカプラー(2024.12.25)
- ・sigma 105mmF2.8 DGDNマクロの性能確認(2024.12.15)
コメント