・回折光学素子 DOレンズとは
キヤノンの新型400mmF4レンズは
回折光学素子を用いることで
大幅な小型化を実現をしています。
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また、ニコンの新しい300mmF4も同様です。
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これらのレンズに採用されている
回折光学素子とはどんなものなのか。
回折光学素子は同心円状に、
凄い細かいピッチでケガキを入れた素子です。
高校の物理で回折格子について習いますが、
回折光学素子を使うと、光の干渉によって
回折角が生じます。
普通のレンズによる屈折角と
回折光学素子による回折角は
色(波長)による角度が逆になります。
そのため、屈折ガラスと回折光学素子を
組み合わせると高精度に色収差が補正できます。
しかも、波長による角度の変化は
線形に変化します。
屈折ガラスで実現するには、異常低分散ガラスや
非球面レンズが必要になります。
線形に変化する為、レンズの設計が容易になります。
しかし実際には、回折光学素子が単層では性能が出せないため
二層にすることが多いです。
キヤノンの新型EF400mmF4 DO では
光源周りのフレアを無くすために密着二層型を新採用しています。
(参考:【公開番号】特開2015-11293(P2015-11293A))
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