・レンズの正のパワー負のパワーとは
レンズには正のパワーをもったレンズと
負のパワーをもったレンズがあります。
レンズ設計におけるパワーとは、
光を曲げる強さの事です。
屈折率が大きかったり、
曲率によってパワーが変わります。
正のパワーは光を集める力です。
負のパワーは光を発散させる力です。
基本的に凸レンズが正のパワーをもち
凹レンズが負のパワーをもちます。
正のパワーをもつレンズは虫眼鏡など
すぐに思い浮かぶと思います。
逆に負のパワーをもつレンズは
すぐに使い道が思い浮かびにくいレンズです。
負のパワーをもつレンズとして代表的なものが
近視用のメガネレンズです。
メガネレンズの形状はメニスカスレンズと呼ばれています
下の図は近眼の人の目の様子を表しています。
水晶体がレンズの役割をしますが、近眼だと
網膜にうまく像を結べません。
そこで負のパワーをもつメガネレンズを使うと
図のように網膜にピントを結ぶことができます。
写真レンズの中には、
負のパワーを持つエレメンツがあることが
カットモデルでよくわかります。
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近視の説明に使っている図の上半分が遠視もしくは老眼の説明図になっています.
投稿: | 2015年10月26日 (月) 09時56分
ご指摘ありがとうございます。
確かに図が間違っていたので差し替えました。
投稿: 管理人 | 2015年10月26日 (月) 20時12分