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2015年3月18日 (水)

・ローパスセレクターと天体撮影

ローパスセレクターとは
ペンタックスの一眼レフに入っている機能です。
ローパスレスの機種であっても
手ぶれ補正ユニットを動かすことで
モアレや偽色を防ぐことができます。

モアレや偽色は遠景撮影で建物の壁面や
人物の髪の毛、洋服の生地など
周期的なパターンがある場所に発生します。

それらとは全く関係が無さそうな天体撮影に置いても
偽色が問題になることがあります。
長時間露光をして星を軌跡にして撮影をするときです。

Resize125585

拡大表示
Lpfoff

細い星の線が緑やマゼンタ色の縞線のようになっています。
これは撮像素子上の1画素単位で星が移動する為に起こります。

Star_1

図を見ると分かるようにRやGの画素など
一画素単位でしか星の光が当たりません。
すると画素補間時に偽色が発生してしまいます。

そこでLPF(ローパスフィルタ)がある機種ならば良いのですが、
最近の高画素機種ではローパスレスが多い。
モアレなどは高画素機で画素ピッチが狭いと発生しにくいのですが
天体は暗い星になるほど細い線になるので
どうしても偽色が発生してしまいます。
ペンタックスのローパスセレクター機能を使うと
ローパスと同様の効果を得られるため、
星の軌跡の偽色を無くすことができます。

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比較拡大写真
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