・レンズの味
写真のレンズを語るときに、
焦点距離や開放F値などのスペック以外に
解像力、ぼけ味、色のり、などよく話題になります。
解像力は解像チャートで数値化できますが、
それ以外はいわゆる官能的な能力です。
高級なレンズやいわゆるブランドレンズ
「ライカ」や「ツァイス」は
ぼけが素晴らしいといいますが
普通に見た感じじゃわからないと思います。
それこそ本気で写真に携わっている人でなきゃ。
シグマのズームレンズと
ペンタックスでは最強ともいわれるFA 31mmLimited
(クリックで1920*1280に拡大)
縮小したこの画像ではなかなか分かりづらいと思います。
拡大比較した画像です。
さすがFA 31mmと言えるだけの違いがあるのか?
あると思う方は買って損はありません。
もっとも、F値を合わせる為に、
FA 31mmは1.3段ほど絞っているので
球面収差によるボケの乱れが安定します。
個人的にはシグマの方はボケに淵が付いていて
うるさい感じがします。
FA 31mmはピント前後のハイライト付近に
前側は青、後ろ側は緑の色付き(フリンジ)が発生しています。
個人的にこのフリンジは非常に嫌です。
シグマの方はフリンジがほとんど出ていません。
シグマの70mmマクロとペンタックスのDA 70mmLimited
拡大画像
拡大するとシグマの方がボケが少しうるさいのが分かる。
レンズの味を追い求めるのは
写真の見る目がついて、お金に余裕があるときでいいと思います。
オーディオのケーブルだけで数万円とか、
ある意味自己満足な部分もあります。
「このレンズの味じゃなければ撮れない!」
という写真はあまりありません
« ・三脚の立て方とマナー | トップページ | ・外付けストロボでイルミネーションを作る »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・面内ブレ(ブラー)を防ぐ(2024.09.12)
- ・星をより輝くように見える現像方法 (疑似ソフトフィルター)(2024.09.01)
- ・アトムレンズの黄変を直す2(2024.08.12)
- ・laowa 10mmF2.8 ZERO-Dを確認(2024.07.31)
- ・laowa 45mm F0.95で星撮影/ホタル撮影(2024.07.28)
コメント