・ゴーストが出るレンズが与える画質劣化
ゴーストとはレンズ内などで不必要な光の反射によって
現れる光の玉のようなものです。
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ゴーストの原因はレンズのコーティングの性能や
レンズ設計など色々あります。
画像内に強い光源が入らない限り
あまり影響はないようにも感じますが、
一般的な被写体においても画質への影響があります。
上に載せた写真では画像の中心対称にゴーストが発生しています
このようなゴーストの発生での画質への影響を簡単に考えてみます。
簡単のために、下の図のようなチャートを撮影した時を考えます。
このチャート撮影だと、画像の中心対称に
白と黒になっています。
強い光源でなくても、
画像中心対称で多少のゴーストが発生していることを考えると
下の図のように、黒い部分がゴーストの影響で
若干輝度が上がります。
つまりこれは画像のコントラストが下がっていることを意味します。
撮影した画像のコントラストは
レンズ性能評価の数値化「MTF」に現れます。
レンズ設計自体や製造品質も当然ですが
レンズコーティング技術もレンズ像性能に影響を与えます。
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