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2015年5月23日 (土)

・フォビオンや積層センサではモアレが出ない?

モアレとは空間周波数が
撮像素子のナイキスト周波数以上になると発生する模様です。
モアレについて

モアレの直観的理解

デジカメの撮像素子のほとんどは
光の三原色であるRGBの画素がベイヤ配列と呼ばれる
周期性の高い並びをしています。
そのため、被写体に周期性の高いものがあると、
その部分に画素補間によって色づきが生じることがあります。
主に、建物のタイルなどの場所に生じます。
Resize126129
拡大画像
Off

このシーンを画素補間を行わない、
ペンタックスK-3IIのリアル・レゾリューションで撮影してみます。
On

見事にモアレが消えています。
やはりベイヤによる画素補間によって
モアレが生じていたことが分かります。

ただし、それは色の話。
白黒のストライプ模様など
輝度による周期性のあるパターンでは
現状の撮像素子では輝度モアレが発生します。

普通のベイヤー方式の撮影
Off2

リアレゾでの撮影
On2

本来存在しない縞模様が発生しています。
(画像左下付近の色モアレは消えています)

フォビオンだろうが、超解像だろうが
輝度モアレは防げません。

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