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2015年6月 8日 (月)

・デジカメ20週年イベント 2

山田久美夫さんが主催する
デジカメ生誕20週年イベントに行ってきました。

詳細
デジタルカメラ.jp

各カメラメーカーの偉い方が来て
過去のデジカメの遷移を話すイベントです。

その1


個人的に面白かったデジカメ初期の裏話2

・キヤノン
Q-PICというカメラがあったが、
磁気記憶なのでデジカメではない。
初めて出したパワーショットはPC画像入力事業だった。
山田久美夫さんから
「パワーちょっと」「プアーショット」とか皮肉が!

コダックとの共同開発で、キヤノン本社とコダック本社の
中間の場所で会議しましょう!→ハワイだ!→却下された。

一眼の動画は当初、ライブビューの延長上だった。
なので、絞りも何も変更できない。宣伝もしてなかった。
→センサが大きいので写りが綺麗!ちゃんとしてほしいと要望が
→ファームアップで機能追加して、主な特徴として打ち出し。

写真文化はある。映像文化もある。
画像文化?無い。
やはり写真文化を大事にしたい。


・リコー
2000年にEメール送信機能付き、
ブラウザでWeb閲覧機能付きのカメラを出した
時代を先取りしすぎている!売れない。
当初のカタログの書き方が、完全に事務機器向けの記載。


・ペンタックス
初期はずっと可動液晶で出してた。
液晶の視野角が狭すぎるから。
最近になってまたバリアングルとか流行っている。
EI-2000というデジカメは、一部がちょっとぽかぽかする。
どれくらい?→目玉焼きが焼けるくらい。
温泉マーク付けて注意を促した。
フルサイズは、会社が変わらない限りだします!
今まではゴタゴタしてて出せなかった。


・パナソニック
ずっとOEMで部品提供をしていたが
写真に対するノウハウが無い。スキルもない。
最後発なので量販店にも置いてもらえない。
→ライカと協業でやることにした。
本格的にカメラ事業をやるということで、ブランド名を付けた。
LUMIX = 光学技術とデジタルの融合


・シグマ(山木社長)
デジカメはフォビオンとの出会いによって始まった。
当時、フォビオンというベンチャー会社は有名な大学教授ミードさんが作った会社。
(ムーアの法則の名付け親)
カメラ会社になりたくて、キヤノンのレンズとかつけてセンサの実験をしていた。
その時にシグマの前社長と意気投合してデジタルカメラを作ることに。
Foveonは当初Foveonicsという社名だった。
アルファベットの最後が 「on」で終わると CanonやNikonみたいに
カメラ会社っぽくない?ということでnicsをとってFoveonという社名になった。
フォビオンは当時ほぼすべてのカメラメーカにアプローチをしたらしい。
当時はデジカメのノウハウがなかったので
山田久美夫さんといろいろ打ち合わせをして製品にこぎつけた。
山田久美夫さんの家の近くのデニーズで色々なカメラが生まれた!


・ニコン(後藤さん)
宇宙で使われているカメラの話。
品質条件が非常に厳しい。
特に潤滑油。カメラは油で動いている。
真空で蒸発しないのが条件。
リコーGRのパーティーでケーキの蝋燭の火を消した!!


このような会に参加できたのは幸せです。
山田久美夫さん、ありがとうございました。

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